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「いつまで拗ねとんねん」
さっき見た光景を思い出していじいじしている貴女に向かって、ズバッと一言。これだから、と言いたくなるかもしれませんが、彼からすればあれは格闘訓練中の事故。普通に痛かったしちょっと血も出たしで、キスと言うより口と口がぶつかっただけだと思っています。
でもキスしてた……、と貴女が言うと、彼はしばし押し黙ったあと、ぐっと貴女の顎を掴みました。
「……キスっちゅーのは、こういうのやろ」降ってきた、彼のものとは思えないほど優しい口付け。ぽわ、と頬を赤くした貴女の頭をわしわしと撫で、去っていきます。その耳が真っ赤だったのは、内緒にしておいてあげましょうか。
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「不可抗力やしぃ〜？そんくらいで怒るとか、心狭いんちゃう？」
貴女の反応を見て愉しんでいるのか、にやにやしながらそう言ってきます。見られたときは内心ばっくばくだったけど、だんだん自分よりも動揺する貴女をからかいたくなってきたよう。悪い癖。
ですが、貴女が怒るのをやめて俯くと、はっとやり過ぎたことを悟ります。ほろ、と貴女の頬を雫が伝うのを見ようものなら、うって変わって次は彼の方がわたわた。
どうするべきかしばらく戸惑ったあと、彼は強引に貴女の身体を引き寄せ、唇を重ねました。彼にしては珍しい、噛みつくようなキス。
「っは、……まだ不安なんやったら、もっかいしたるけど？」貴女の涙をすくう指先は、いつもよりも優しかった。
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「……すまん」
まるで苦いものでも吐き出すかのように相手に向かってそう口にしたあと、フードをかぶり直し、ぽかんとしている貴女の手を引いてその場を去ります。止める間もなく、気が付けば彼の部屋に。扉を閉めて鍵をかけ、ぎゅうと抱き締めてきます。
「Aじゃないやつとキスしてもうた……」貴女の肩口に額をくっ付けて、力なく呟く彼。あまりの落ち込みように、貴女の方がどんな感情でいればいいのか分からなくなります。そんなにショックだった？
事故だったし、と慰めても「そうやけど、」と不満そう。貴女を腕の中に閉じ込めたまま、確かめるように何度も口付けてきます。それからしばらくはべったりで離してくれませんが、我慢してあげましょう。
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ビビ - え………？めっちゃどストライクなんだが？尊すぎる！ (2021年8月9日 23時) (
レス) id: 23a9beafd0 (このIDを非表示/違反報告)
んす - ｺﾞﾌｧと、尊い、、、 (2021年3月31日 21時) (レス) id: 2d0d3d1f38 (このIDを非表示/違反報告)
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