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「ん。なん、興味あるん？」
いつも彼が吸っている煙草。吸ってみたいなあ、と貴女がベランダにいる彼のそばへ近寄ると、そう言われます。「そんなええもんちゃうけどなあ」と困ったように眉を下げる彼ですが、ちょっとだけだからとお願いすると火を分けてくれました。本当は、隣にいるための口実が欲しいだけなんだけど。
「火傷せんように気を付けてな。そ、ゆっくり吸い込んで……」
吸い方を教えてくれますが、貴女が咳き込んだ途端「あーほら、やっぱやめとき！」と止めてきます。
「苦い……」「やろなあ。はい、これ没収な」「えー」不満そうに唇をとがらせていると、ふと落ちてきたキス。目を丸くする貴女を見て、彼はへにゃりと笑いました。今はまだ、このくらいの苦さがちょうど良いのかも。
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「……なんや、その顔」
彼が真顔で黙々と食べているのは、パステルカラーの可愛らしい紙に包まれたクレープ。どうしても気になってちらちらと視線を送っていると、怪訝そうに見返されます。
甘いものが苦手、らしい彼の意外な一面。「クレープとか食べるんだなあって」と貴女が言うと、「食いたいんか？」と。せっかくなので、一口もらいましょうか。
「あ、美味しい」「せやろせやろ！」それからしばらく、貴女と一緒にクレープを食べるのが彼の中でのマイブームになったとか。可愛い。
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「あー、これAのやったん？気付かんかったわ〜」
貴女が楽しみに取っておいたプリンを勝手に食べてしまった彼。最初は悪びれることなく笑っていますが、貴女が怒って口を聞かない構えを見せると、「い、いや、ずっと置いてあったからええかなって……ごめん、」と焦り始めました。
「これ、まだ半分残っとるけど……」貴女がじとーっと無言で彼を睨むと、スプーンでプリンをすくって口元に近付けてきます。最後まで食べさせてくれたら、許してあげましょうか。
「……美味しかった」「……やろ？」「全部食べたかった」「悪かったて……」今度は二人ぶん買ってきて、一緒に食べようね。
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ビビ - え………？めっちゃどストライクなんだが？尊すぎる！ (2021年8月9日 23時) (
レス) id: 23a9beafd0 (このIDを非表示/違反報告)
んす - ｺﾞﾌｧと、尊い、、、 (2021年3月31日 21時) (レス) id: 2d0d3d1f38 (このIDを非表示/違反報告)
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