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"ｺﾝｺﾝ"
「光輝さま、一ノ瀬です。」
彼、、いや、彼女が来た。
俺は今日、彼女に聞こうと思う。
なぜ、女性であることを隠しているのか。
意思を固めてドアを開くと、そこにいたのはミディアムヘアの女性だった。
『えっ、、』
「ふふっ。」
『なん、で、、？』
「まず、中にお入りしてもよろしいですか？」
『あっ、うん、。』
Aを部屋に通す。
そして、物思いにふけながらゆっくりと部屋を一周し、バルコニーに出た。
『あっ、A座って？はい。』
昔、母との会話ように、とAが用意してくれたクラシックデザインのテーブルセット。
Aが丁寧にも、防水加工までしてくれたらしい。
そのイスにAの手を引いて誘導する。
「ふふっ、坊っちゃんも随分と大人になられたんですね。」
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作者名：青た | 作成日時：2020年5月21日 3時
