Show & Tell (ページ2)

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Your side＿

「お帰りなさいませ、光輝さま。只今、お迎えに上がりました。」
『うん。ありがとう。』

無愛想にもきちんとお礼を言った彼は、私が勤めるお屋敷の次男。

私は、彼の"執事"であります。

そして私は女であることを隠しています＿＿＿＿.

「光輝さま。先程、旦那様と奥様の帰国日が遅れるとのご連絡がございました。留守番電話を頂いているので、後ほどそちらをお聞きしていただければ、」
『いいよ、A。いつものことでしょ。別に、そんなこと気にしてないから。』
「…申し訳ございません。」

私が小さく謝った後、窓を見つめた坊ちゃんが『Aは何も悪くないのに。』と仰っていたの、私に聞こえてましたよ。

本当は、気にしてるのに、。

それから家に着き、坊ちゃんはそそくさと自室に入られた。

"ｺﾝｺﾝ"

『はい』
「光輝さま、一ノ瀬です。お着替えとバスタオルをお持ちいたしました。こちらのカゴに入れておきますね。失礼します。」
『うん。ありがとう。』

坊ちゃんは確かに反抗期だが、育ちがいいからなのか、私の反抗期とは打って変わって違う。

*