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深「資料ってこれじゃない？！」
深田が掲げた「記録ノート」には、確かにこれまでに探偵団が解決した事件について書かれていた。
内「ほんとだ。」
青「珍しく役に立ってる…」
檜「珍しくやったな竜生！」
三「まぁ、深田にしては上出来ね。」
深「え、みなさん馬鹿にしすぎじゃないですか？」
深田をいじり倒した後、資料を囲む彼らを別に、内村は一人棒立ちになっている平塚に寄った。
内「翔馬、大丈夫、？」
内村には、世界的有名監督である父と若者ニーズブランドの創立者である母がいる。
内村は、そんなユニークな両親に対し、冷徹・冷酷・冷血な性格で有名だが、本当の彼はそんなに寂しい人間では無い。
探偵団の中で、一番人情に溢れた心優しい人間だ。
平「俺、全然ダメだね、。Aのこと怒らせちゃったし、深田キョンみたいにミラクル起こせないし、。」
平「なんで俺なんかがここに呼ばれたんだろうね。」
「へへっ」っと、また自虐的に笑う平塚に内村は心を痛めた。
内「そんなこと言わないで、？俺は、翔馬も役に立つからここにいるんだと思うよ？ただ、今その時じゃないってだけだよ。いつか、翔馬がちょーーーー役に立つ時がくるよ。ね、？」
平「うっちー、、」
内「ん？」
平「キャラ崩れてるよ？直して、？(笑)」
内「あっ、、」
内村が急いで顔を戻す。
平「ありがとう、うっちー。ﾆｺｯ」
内「…うん」
"ﾄﾞﾝｯ"
内「うわっ、」
素直に笑う平塚に少し弱々しく返事をした内村に誰かがぶつかった。
三「ちょっと、邪魔よイケメン。退きなさい。」
ぶつかってきたのは三月だった。
三月は真顔で、褒めたのか貶したのかわからないことを内村に言い、平塚の両手を掴んだ。
三「翔馬、勘違いしないで。私は、力になれないならここには要らないって言っただけ。」
檜「おい、」
青「シッ」
また檜山が口を挟もうとすると、三月が言いたいことを察した青木が空かさず止めに入る。
三「別に、、離れろ、とは一言も言ってないんだからね。」
平「A…」
内「いけそう？翔馬。」
平「…うん。頑張る。」
三「大丈夫。もう、あの日からずっと、あなたには私たちがいるんだから。」
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作者名：青 | 作成日時：2020年3月31日 18時
