第四話☆薬は恐ろしいものにも変わる篇↓ ページ5
土方side
会議の時間だっつーのに青葉が全然起きてこねェから叩き起こしに行くことにした。いつものことだが会議の日くらい来てほしい。「起きろォォォ‼」と勢い良く襖を開けると異常な光景が目に入った。見知らぬ男………いや…男になった青葉がいたのだ。
土方「あ…青葉…か?」
青葉「あ、土方さん。どうしましょう…朝起きたら男になってました。総悟にバレたら終わるゥゥ…!」
詳しく聞くと攘夷志士に絡まれてた女を助けたところ礼にもらったと言う団子を食ったらしい。こいつは人を疑おうとしないっつーかなんつーか兎に角危なっかしい。
青葉「いやー、どうしましょう。近藤さんには言わなきゃですよね…」
土方「当たり前だろ?できることなら一番隊から十番隊全部の隊に伝えてもらいてェくれェだ。それができなくても隊長クラスの奴に伝えておいてくれると助かる。」
青葉「えー、絶対嫌ですよ。特に総悟なんて。バレたときには私は死にます。」
土方「はァ…じゃあ近藤さんと山崎だけには伝えておけ。俺は山崎に色々調べてもらってくる。」
青葉「リョーカイしました!」
というわけで…私は男になったわけだ。さっき鏡でも見たが、土方さんや総悟に負けないくらい美形で驚いた。どんな可愛い女の子をナンパしに行こうかななんて考えてたら一番会いたくない奴にあってしまった。
沖田「誰だてめェ、客か?んなわけねェなこんな朝っぱらに…」
青葉「(ヤバイヤバイ、何とか誤魔化さなきゃ…)」
青葉「え、えー俺は青桐っつーもんッス。土方さ…じゃなかった。ココの副長さんに厠の修理を頼まれたんで来たんです。」
沖田「ふーん厠ねィ…つーかお前ェAさんだろ。」
青葉「!?あ、ああ青葉とはダレノコトカナ?」
沖田「バレバレでさァ。よくそれで隠しとおせると思いやしたね。」
何故かバレてしまった。これで私の人生終わったなとか思ってたら「で、治す手掛かり見つかったんです?俺も手伝いまさァ。」という普段から想像できない答えが返ってきた。少し気持ち悪かったが言うと殺されそうなのでやめた。私は土方さんが手伝ってくれてると言った。そして近藤さんとザキにこれから伝えに行くということも。
青葉「このままここで待ってるのも暇だから女の子ナンパしてくるね〜」
沖田「は?何いってん…」
私は総悟の言葉を聞く前に屯所を飛び出した。何故かって?絶対に行くなって言われるからだ。
62人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
総兎(プロフ) - sora_kunさん» http://uranai.nosv.org/u.php/novel/souto783/こちらに学生版を作らせていただきました。まだ全然進んでいませんが… (2018年12月4日 0時) (レス) id: 503f6ab449 (このIDを非表示/違反報告)
総兎(プロフ) - sora_kunさん» 了解しました!今やってる新入隊士試験篇が終わり次第入りたいと思います。リクエストありがとうございます^^ (2018年12月2日 0時) (レス) id: 503f6ab449 (このIDを非表示/違反報告)
sora_kun(プロフ) - 学生編てきなのやってほしいっす! (2018年12月1日 23時) (レス) id: 3bbad9f784 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:総兎 | 作者ホームページ:https://www4.hp-ez.com/hp/takinosumika
作成日時:2018年12月1日 11時