東方物語【第1章】幻想郷を護る為には (ページ8)

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-A視点-

今日は、久しぶりにリバーウッドに来た。用があるのは、宿屋にいる、デルフィンだ。ドラゴンが復活したとなれば、ドラゴンスレイヤーが戦う必要がある。

「やぁ、A。今日はどうしたんだ？」

宿屋に入ろうとしたら、大人の真似をしながら、子供達が声をかけてきた。

「お仕事だよ。」

「お仕事……ねぇ、…もしかして、ドラゴン？」

「え！？兄ちゃんドラゴン狩るのか？」

子供達の声を聞いてか、人が集まってきた。リバーウッドの人達は優しい人ばかりだ。食べ物のおすそ分けや装飾品、錬金素材になる物などをくれた。

空間を操る能力が無ければ持ちきれなかったな。

「あら、Aじゃない！久しぶりね。」

「久しぶりだな。デルフィン。」

「ちょっと、相談事があってね。」

「貴方からなんて珍しいわね…部屋へ案内するわ。」

俺は、この世界に来て以来『ドラゴンボーン』を得たらしい。なぜなら、ドラゴン語が読め、発音が出来たからだ。
そこに、ドラゴンに関して調査していたデルフィンと鉢合わせた訳だ。初めて読み、初めて発音すると言うのに、まるで、知っていたかのように、スラスラ話している。貴方は、もしかすると、ドラゴンボーンかもしれないわ！と言われたのを、今でも覚えている。
その後、巨人の討伐をしている時、覚えた言葉を叫んでみると、巨人が怯むという…その時叫んだおかげで、ハイフロスガーと言う、ドラゴン語の攻撃『シャウト』を使える爺さんが沢山いる所から、招集がかかった。
そこを拠点に、この3年間、万事屋として活動して来た。
今じゃ、スカイリムの民の間では結構有名ではある。

「ドラゴンが復活したらしいわね。これからは忙しくなりそうね。」

「戦争も何とかしないとな…」

ドラゴンに内戦、山賊に盗賊…どれも、一般人への被害が大きい。

まぁ、盗賊の場合、人の事言える立場じゃないけど。

俺は、一応、盗賊ギルド、闇の一党、同胞団の指導者に匹敵する。盗賊、暗殺、その他の戦闘に長けているつもりだ。その他だと、魔術師大学の最高責任者、吟遊詩人大学の生徒…と、色々やって来た。

「Aー！仕事依頼が来たぞー。」