東方物語【第1章】幻想郷を護る為には (ページ18)

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-霊夢視点-

「で、2人は着いてくるの？」

「また冒険をするのでしょう？Aさえ良ければ、また一緒に旅をしたいと思いましてよ。」

「聞こえし者が、今度はスカイリム中を驚かす事をするんだろう？それなら、近くで見ておかないとね！あ、あと、スイートロールもね！」

セラーナはともかく、シセロはスイートロールに対する、執着心が凄いわね。

「別にそれはいいんだが、結構連れ回すぞ？」

ここ、スカイリムの南のファルクリース。今から行くのは、北のカイネスグローブ。そこで、ドラゴンを討伐すると言う。

初のドラゴン戦ね。

そこでは、デルフィンという女性が居た。

「あら？他にも連れてきたの？ドラゴンボーンは1人でしょう？」

「諸事情があってな。戦うのは俺だ。」

「ん？私達は戦わないのか？てっきり、戦うかと思ったぜ。」

今回はな、と言いながら、丸く土が広げられた所の前に立つ。すると、あの黒いドラゴンが降りて来た。ドラゴン語で、何を言っているか分からないけど、良い状況ではない。
あの土は、ドラゴンの埋葬地だった。骨のドラゴンが、土から出て来て、徐々に肉体が出来始める。

「戦うか…」

太刀を取り出し、居合切りの体勢をとるA。ドラゴンが大きく口を広げ、Aに食いつこうとするにも関わらず、Aは動かない。こちらとしては、食べられるのではないかヒヤヒヤしていた。

「問題ありませんわ。Aは人間ではありませんのよ。」

セラーナがそう言った時、ドラゴンが分裂した。ドラゴンの前にいたはずのAは、ドラゴンの後ろに居る。目にも見えぬ速さで、ドラゴンを仕留めた。

「す、凄いんだぜ…」

「切り口が凍ってる……！？」

そう、感嘆していれば、肉体ごと力を奪われるかのように光になり、ドラゴンの肉体が消え骨だけになる。
その光は、Aに吸収されている。

「デルフィン。これで俺がドラゴンボーンだって証拠が出来たな。」

「…えぇ、そうね。今更疑ってごめんなさいね。」

なんだか、一件落着みたいね。
この次は、ドラゴンの情報を集めて欲しいという。情報はサルモール大使館にあり、何とか情報を得たい訳だけど…問題は起こしたくない。その為、盗みに入ることになった。