検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:1,135 hit

04  知識豊富 ページ5

情報解析型サイボーグとは、
その名の通り情報解析を行うサイボーグだ。

個人のプロフィール管理、
自分と組んでいる「ディンゴ」の
攻撃型サイボーグの
感情等のメンテナンスも行う。

生憎、我輩は姉のディンゴである。


情報解析型サイボーグは
知識が特化しており、
1度書き込まれた情報は
人間のように薄れていくことがないのだ。

トル子はそのため、
学校には行かず家で1日を
過ごしている。

……ちなみに、我輩のような
攻撃型サイボーグは
記憶は人間のように薄れていく。


「……ヤマト」

「なんだい、姉さん」

「君、涙腺タンクが空じゃないかい?」

「……何故バレた…!」

「眼球の潤いが今朝より
45.7%低下しているよ。」


そう言って姉さんは、
いつも着ているフリルの沢山ついた
黒いスカートのポケットから
人間の目薬のケースに入った
補充液を取り出した。


「ほら、横になって。
補充してあげるよ」

「あー、もう、そんなの
我輩1人で出来る!
全く……新機じゃないんだから」

「はいはい」


姉さんはくすりと笑い、
そしてリビングのソファに
足を組んで座った。

右足に灰色のスリッパが
引っかかって今にも落ちそうだ。

05  mission→←03  日常



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:オリジナル , 創作 , サイボーグ , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:空白 | 作成日時:2014年9月2日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。