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本日の夢(2019/01/20)*tetsuya ページ25

お兄ちゃん的な、友達的な、幼馴染みのてっちゃん。

家に帰る途中の中華屋さんの前を通ると、もそもそとチャーハンを食べていた。

『てっちゃん』

「おー」

お店に入って声をかける
隣に座るとチャーハンのいい香りがした。

『いいなぁ、私これから帰ってぼっち飯』

「ふーん」

『てっちゃんとご飯行ったことないなぁ』

両方実家に住んでいるので二人きりで、なんて機会がそうない。

「なに、もうお昼たべたよ。もう仕事戻らんと。」

『夜は?』

「えー」

いい感じになりたいけど、動画のイメージ通り甘いのか、実はサバサバした恋愛するのか、分からないからいい感じになってるのかもわからない

『夜ごはん行こうよ』

「んー、時間ない、かも」

これは本当に仕事があるのか、嫌がられてるのか。
自分達がいくつかなんて気にしないような素振りで無意識にてっちゃんの閉じてこっちを向いた膝を膝で挟んで顔を近づける

『ちょっともだめ?』

「…お嬢さん、脚、挟まないで貰えます?」

『いや、どうでもいいでしょこれは。で、どうなの』

てっちゃんはぷいと顔を背けると

「今日の夜は無理。…明日なら一日オフだけど。」

『お、お、』

自分でも目がキラキラするのが分かった。
なんと突然デートのお誘い

「喜びすぎやん
で、どこ行きたいん」

『え、えーっとね』

「車出すからユニバとかいく?」

『えええ!』

「嫌?」

『死ぬほど嬉しい』

なんだぁ、神すぎん?
こんなの初めてでわたわたしてしまう

「まぁ、いまハロウィンだからお化け屋敷系行くけど」

『は?!え?無理!』

そういうことか。くっくっと肩で笑う顔はドSで、いやMって聞いてたけど、違うの?

「決定ね。」

『ねぇちょっとてっちゃんおばけは怖いって』

「ビビリな子に抱きつかれちゃう〜」

『なに、それ狙ってんの、べーすけ!』

てっちゃんは、はははとわらうとちょっと眉を下げた

「こんな事されたらもっとくっつきたくなるやん」

椅子を少し引くとてっちゃんの脚で私の脚を挟み直される
ぎゅうぎゅう挟まれて自分の顔が赤くなるのが分かった。

『なんか、ご、ごめん…』

「ゆるさん」

『え、えー』

「明日には責任取ってよ」

目が合ってなぜか、あ、告白されるんだって直感的に感じた。と同時にやっぱり両思いになれてたんだって分かった。

『ん、』

「そろそろ出よ、食べてないのにおるん迷惑」

『うん』

両思いなのに彼氏彼女じゃない変な距離感はあまりにも甘酸っぱかった。

昨日の夢*Mahoto→←作者より



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作品ジャンル:恋愛
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びねがぁ(プロフ) - なぁさん» ありがとうございます!いかにも言いそうな事を書きたかったのでそう思って頂けるのは嬉しいです!(○´ー`○) (2018年11月14日 14時) (レス) id: cafa26f311 (このIDを非表示/違反報告)
なぁ(プロフ) - とりあえずライン交換せん?でてっちゃーーーん泣ってなりました笑 面白いです! (2018年11月14日 1時) (レス) id: 07945c6d2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:びねがぁ | 作成日時:2018年10月26日 17時

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