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7話 ページ7
A「ぎゃーー、焦げてるっっ」
６０枚焼いてかろうじて生き残ったのはこれだけか………。
なれないことするから、こうなったんだ。
昼間チェックいれといたタイプの男子たちにこれを配るんだ
玄樹「クッキーだ。」
A「ぎゃーーっ、貴重な１枚っっ」
A「なんで、いるのっっ」
玄樹「なんか火事のニオイしたから。」
A「クッキー焼いてたのっ」
玄樹「食べたの失敗したやつだよ、苦いもん。」
A「成功したやつだよっっ、さっきから失敬だなきみ。」
A「とにかく、これは人にあげるやつだからっ」
玄樹「Aちゃん、好きな人いるの？」
A「す、好きな人はまだいないけど…。」
A「気になってる人はいるかなっ、ほらあたしだって１６だし、彼氏欲しいし。」
玄樹「どうして彼氏が欲しいの？」
A「そりゃ恋くらいしたいよ、玄樹も彼女欲しいでしょ？」
玄樹「別にいらない。」
よかったーーーっっ
玄樹「だからAちゃんも彼氏作んなくてもいーじゃん。」
玄樹「ずっと二人でいたら楽しいじゃんっっ」
A「そういうワケにはいかないんだって。」
玄樹「なんで！？」
玄樹「ねぇ、なんでなんで！？」
A「玄樹のお守りはもうウンザリなのっっ」
A「ごめ………」
えっ
グイッ
(耳元で)
玄樹「そんなこと言うんだ？」
A「………へっ…？」
玄樹「…迷惑かけて、ごめんなさい。」
げ、玄樹
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作者名：レンゲソウ | 作成日時：2018年5月5日 19時
