ヘレニウム gt ページ7
タヒネタ注意 (かっこ悪いgtさんかも)
朝、目が覚めた。俺には友達がいる。
「おはよう、A」
『あ!おはよう!』
笑顔で手を振る彼女は“そこ”にいた。
朝、目が覚めた。俺には友達がいる。
「おはよう、A」
『あ、おはよう…』
彼女は苦しそうな笑顔をしていた。理解っていたのに、。
月日が経つに連れだんだんと笑顔が消えた、言葉もほぼ交わさないようになった。
「何かあったのか?」
暗くなる帰り道。俺が聞いても、
『なんにもないよ。ほら…最近のテストの結果が悪くてさ』
下を向いて笑う彼女。
『ぐちつぼは、気にしないで』
作り笑顔は今にも壊れそう。なにかある。
気にしない、なんてできない。一歩踏み出したとき
『ホントに!、いいから…ぐちつぼは…』
泣きそうな声。壊れた笑顔の先は夕日に照らされた泣きっ面。俺は何もすることができなかった。
朝、目が覚めた。俺には友達がいた。
足元には無数のヘレニウム。見る先すべてが黄色で埋め尽くされる。
「俺のせいだ。格好悪くて、ごめんな」
一歩前へ進む。
ポロポロとヘレニウムが落ちていった。
ヘレニウム花言葉
〘涙〙
読んでくれてありがとう。
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宗介(プロフ) - すいみん。さん» 自分で書いてて解釈不一致だったり遠回しな物言いだったりしていますがそう言っていただけて感謝でしか無いです。時間は空くし彼らへの記憶もどんどん抜けてっていますが更新し続けますのでお気楽に見てってくだされば嬉しいです (3月3日 17時) (レス) id: 9374b91c4e (このIDを非表示/違反報告)
すいみん。(プロフ) - 𝐼 𝑙𝑜𝑣𝑒 𝑦𝑜𝑢…大好きすぎます…小説の雰囲気がどストライクです…。無理なさらず更新頑張ってください🙇♀️💕 (3月3日 1時) (レス) @page22 id: f12e90341c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宗介 | 作成日時:2022年10月15日 18時