とある世界線(短編集)

願うは救済　 ページ23

いつの間にか大変なこと増えて辛くなってリスカしてやめられなくて多分摂食障害にもなってこれもやめられなくて、この状況をなんとかしないといけないのにこれが治ったら自分もそれと同時に消えちゃうようで嫌ってなる。
きっと感情にも執着してる。周りは辛いとか一切気づいてないからなんでそんなにピリピリしてんの？とかうわめんどくさいって思われてる。精神科受けるべき人ってのの欄に生活に支障をきたしてるって書いてあったけど、どこからが支障をきたしているなんだろ。まだまだかな。

気にかけてほしい、なんて傲慢だよね。ごめんなさい。

私きっと心配されたいんだ。誰かに必要とされたいんだ。

あぁこういうのが面倒くさいのか。

だめだ私。

もうこんなのと関わりたいないよね。

感情がぐちゃぐちゃで言語化が出来ない。


ごめんぐっちに言っていいもんなのかわからないけど言っちゃった気分悪くしたよね





4/1。昼頃急に連絡が来たと思ったらこんな文章だった。

この文脈的に状況はやばいだろう。
正直めちゃめちゃ焦って電話をかけてしまった。

軽快すぎる今の状況には似つかない電子音。しばらくのコールがあってつながった。

「A」


『…なあにどしたぐっち？』

まるで何も無かったの様にいつものテンションで電話に出ていた。

『急に電話かかってきてびっくりしたよ』


「なぁ、」


『…さっきの文章？嘘だよ今日エイプリルフー』


「俺の前なんだから無理しなくていい。俺に言えるところまででいいからゆっくり、一緒に話そう。気が利いた言葉とか、Aが欲しい言葉が出ないかもしれないけど俺はちゃんと心配してる考えるから」


途端にその言葉が口から出ていた。

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