とある世界線(短編集)

無意識　kn ページ15

最近が憂鬱でたまらない。








説明したくない程嫌な内容。

最近、家に帰ってポストを開けると一枚の手紙が入っている。
よくわからないけど名前がAだから多分私宛。

ずっと見てるとか、結婚しようとか、私がした勇姿や物語(見に覚えはない)が、知らない人からここ一週間毎日送られてくる。


そして昨日、指輪が手紙と共にあった。いつもと違って印刷された入力文字ではなく手書きだった。手紙に書かれた文字は



“ずっと一緒だよ”



ガチで怖すぎる。速く警察に相談したい。

いつ出くわすか分からないし、何されるかもわからない。
でも、誰にも言えなかった。

なるべく友達と一緒に居るように努めているが心配でならない。











「…どうしたのA？、最近凄い元気無いよ」



昼休み。いつも通り弁当を食べて会話ているとき、かねごんが聞いてきた。


『大丈夫だよ？なんか変わってる？』

「うん。くま出来てるかも。」
自分の目の下を触りながらここらへん、と言うかねごん。

かも、ってなによ。

「凄いAが心配で、…少しでも力になれない？」


「…、誰にも言わない？」



「うん、絶対」



いつもと違って、力強く言ってくれたかねごん。
これなら相談出来るかもしれない。


『帰り、一緒に来てくれる？それでわかる』


「うん。分かった。」


手先が強ばったが、かねごんがいる。大丈夫だ。

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