塩対応系男子 × ストーカー系女子【水上颯】

ニヤニヤしてる人一人目 ページ10

「いやぁ、あの二人は手が焼けるね」

「ですねぇ。水上は自覚してないようですし…」






こちら某カフェ店内

第28回水上と橘をくっつけたい！会議が始まろうとしていた

…くっつけたいと言っても毎回二人のエピソードを話し合ってニヤニヤするだけで終わるので具体的な策など考えてはいないのだが。






「でもあの水上が呼び捨てを許すなんてなぁ」

「伊沢さん、ニヤニヤしてて怪しすぎますよ」

「おっと」





そう言いながらも鶴崎もニヤつきが抑えられていない






「にしても水上、鈍感すぎません？」

「だよなぁ、問題はそこだ。
周りが気づいてないけど長年付き合ってきた俺らにはわかるよなぁ
…水上が橘のこと好きだってこと」

「見ててもどかしいんですけど、アレ」

「まぁ水上は鈍感だからなぁ
くぅ〜、羨ましいぜ青春！」

「発言が年寄りですね〜(笑)」






しかし鶴崎も羨ましいとは思っていた

正確には羨ましいよりかは憧れのほうが正しい

２人共ろくに恋愛をしていなかったせいか、あの二人の(少し歪だが)眩しい世界を見せつけられて感化されたのか

この会議が開かれるようになったのだ






「…なぁ、いつになったらくっつくと思う？」

「…不明です」

「まだまだ道のりは長そうだ…羨ましい。羨ましい羨ましい羨ましい。」

「さっきからそれしか言ってませんよね？」






そして今日も策を考えることなく終わるのであった





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はやくくっつかせたいですまかせてください

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