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ストーカー14人目 ページ17

何かをするにはうってつけの校舎裏

僕の読み通り探していた奴はそこにいた

…アイツ





急いでその場に向かうと
酷い言葉を浴びせられているわけで

僕は無意識に身体を動かしていた





「そうだ!!
私の家お金持ちなの!水上くん、雇ってあげる!!こんな女より数倍はいいでしょ?
ふふ、じゃあ決ま…」

「こんな女…?」




『こんな女』
その言葉に怒りがふつふつと湧き上がってくる


…何を知って橘のことを語ってんのやら。




「?」

「さっきから聞いてる限り橘のこと、めちゃくちゃに言ってるよね?




悪いけど、

_______Aを馬鹿にしていいのは俺だけだから


気安くそういうこと、いわないでくれない?」





橘の隣は俺の特権

…本人に言ったら調子乗るから絶対言わない






_____________







逃げた後、
Aは気づいていないのか身体が震えている


僕が原因でこんな思いをさせてしまったのかと思うと
悲しいし自分が情けない


その震えている体を僕の元に抱き寄せる




「橘、僕のせいで…」

「颯くん、さっきから謝るのばっか
…私が好きなのはいつもの颯くんだよ」

「うるせぇ…ストーカーバカ」

「あ、いつもの毒舌颯くん」




思考では離れろ、と思うが
身体は抱きしめる力を強くする一方だった







_____________






「むにゃむにゃ、颯くん…」




橘の寝言で意識を戻す
するとそこはもう橘の家の前だった


橘を親御さんに託し、自分の家へ帰る




「(…もうすこし触れていたかった)」




僕の思考はすでに橘に占拠されたらしい


離れた熱を寂しく思っていた僕は
あぁ、橘…Aのことが好きなんだなと
再度自覚した





_____________




お星様が赤くなってる…!(TT)
ありがとうございます(TT)

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yuma(プロフ) - あのあのあの、初めまして…!めちゃめちゃきゅんきゅんしながら読みました…!!夢主ちゃんが呼び出されて震えちゃった時思わず泣いちゃいました…。めちゃめちゃ好きです…最高な作品ありがとうございます(><) (2019年2月9日 19時) (レス) id: b31686b222 (このIDを非表示/違反報告)
山田。(プロフ) - 二宮かりんさん» 二宮さんコメントありがとうございます!返すの遅くなってすみません!そちらの方は内容を修正中なのでもう少しお待ちいただけると嬉しいです(+_+)お待たせしてしまって申し訳ないです (2019年2月3日 15時) (レス) id: 029e614dff (このIDを非表示/違反報告)
二宮かりん(プロフ) - いざわさんの読みたいです。パスコード教えてください! (2019年1月23日 6時) (レス) id: c1fd4078ab (このIDを非表示/違反報告)
二宮かりん(プロフ) - もうきゅんきゅんしてやばいっ!何度も読んじゃう作品。新作楽しみにしてます。二人のその後もみたいなぁ。 (2019年1月11日 5時) (レス) id: c1fd4078ab (このIDを非表示/違反報告)
ぷよーこ - 水上くんも伊沢さんももちろん好きですが、鶴崎くん推しなので、鶴崎くんを可愛く書いてくれて嬉しいです。 (2018年6月19日 13時) (レス) id: a949fdbfd3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山田。 | 作成日時:2017年12月20日 14時

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