安室さんと降谷さんと結婚しました

24話 ページ27

そして、私たちは車に戻った









『ねぇ、零。私はこの子を産んでもいいの？』









「どうした？急に」









『だって私は、人をたくさん殺してきた』









その言葉にハッとする零









私は時折仕事で零たちと一緒になることがあった。そのときにたくさん人を殺していた









零もそれに思い当たったのだろう









零「大丈夫だ。お前は穢れてはいない」









『いいや、穢れているよ。だって仕事だといって子供でさえ殺していたんだから』









どんどん私の目から光が消えていく









そんな私をみて辛そうに眉を寄せる零









そして、私の手に自分の手を重ねる









零「それをいったら、俺だって昔は人を殺していた。そして。お前を巻き込んだりもしたなのにお前は笑っていつも俺を助けてくれた。それにお前が人を殺すのは自分の為じゃないだろう？国の為、世界のためにその身を捧げてきた。だから、もういいんじゃないか？幸せになっても」









その言葉に私は涙が溢れた









『もう…………人を殺さなくていいの？』









「あぁ、敦に、今のことを伝えよう。喜んでお前を殺しの世界から、離させるぞ。なぁ、Aお前のその力は今度は家族を守るために使え。」









『うんっ……………』









「それじゃあ一緒に頑張っていこうな」









そういって私達は唇を重ねた

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