第19話 ページ22
彩歌『(まぁ、千鶴がこれからこの広間で食べることになるのは知ってたから良いとして…次は…。)』
彩歌は、今ここにいない人物の事について考えていた。その人物は、大阪の出張からの帰りに左手を負傷し、今は自室にいる人物。
A『彩歌、彼の部屋に行くの〜？』
と、Aが彩歌に話しかける。
彩歌『うん。そろそろ出てきて貰わないと、こっちの雰囲気が崩れる。』
A『確かにね〜。まぁ、千鶴ちゃんがさっき行ったと思うけど。』
と、Aが手を後ろに組みながら言う。
彩歌『追い打ちでも掛けようかな…。』
と、サラリと酷いことを言う。
A『(彩歌が友達で良かったよ…(苦笑))』
2人は山南の部屋の前に辿り着く。
彩歌『山南さん。月詠です。入っても宜しいですか？』
A『あ、私もいるよー！！』
山南『如月君と月詠君ですか？中に入りなさい。』
───スーッと、障子を開けて中に入る。
中に入ると、山南は文机の前に座っており、その近くには握り飯と味噌汁がが乗った膳があった。
彩歌『…広間に行かれないのですか？皆さん、待っていますよ？』
山南『今は気分ではないのです。そっとしておいては貰えませんか？』
A『で、でも…本当に皆、貴方の帰りを待っているんですよ？』
Aも、言葉を選びながら続けるが山南は視線を決して合わせない。
彩歌『はぁ…。山南さん。落ち込むのであればどうぞ勝手に1人で落ち込んで下さい。それを、彼らにも…隊務にも支障が出るような事をなさらないで貰えますか？』
A『ちょ、彩歌！？』
山南『！？』
彩歌の言葉に山南は目を大きく見開かせる。
彩歌『彼等は、剣客としての山南敬助を待っているのではありません。優しく…時には厳しい…そんなあなたを待っているんです。』
彩歌はそこで立ち上がる。
彩歌『では、失礼します。』
そう言って、彩歌は部屋を出て行った。
A『えっと…山南さん。いつでもいいので、また広間で一緒に食べましょうね！！』
そう言うと、Aも山南の部屋から出ていく。
その数刻後、山南は広間に姿を表し皆と共に食事を行ったのだった…。
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奏音♪(プロフ) - 弓 桜さん» 続編いきました！！(*｀･ω･)ゞ (2019年5月3日 11時) (
レス) id: ac6889db09 (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - 奏音♪さん» すみません、忙しすぎて中々手に付けられませんでした...。続きをよろしくお願いしますﾍﾟｺﾘ((･ω･)_ _)) (2019年4月23日 23時) (レス) id: b72c42f651 (このIDを非表示/違反報告)
奏音♪(プロフ) - 弓 桜さん» めちゃくちゃ更新が、遅くなり、すみません！！！ (2019年3月28日 17時) (レス) id: 7ca8e2d24d (このIDを非表示/違反報告)
弓 桜(プロフ) - 奏音♪さん» 更新が遅くなり、すみません(*･ω･)*_ _)ﾍﾟｺﾘ 続きをできる日にお願いします！！ (2019年3月19日 19時) (レス) id: b72c42f651 (このIDを非表示/違反報告)
奏音♪(プロフ) - 弓 桜さん» 更新が遅くなってしまい申し訳ありません！！！ (2019年3月18日 13時) (レス) id: 7ca8e2d24d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏音♪ 弓桜 x他1人 | 作者ホームページ：http://uratuku/sounewawawa1
作成日時：2019年3月3日 14時
