家族を失った少女にコナンキャラクターが逆トリップ！？ (ページ49)

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最期ページ49

槊「A！！」

兄さんが私を抱き抱える

『ははっ……これが死ぬってことなのか……怖いなぁ』

そういって笑う

『兄さん、手を離して、血がつくよ……』

槊「ばかが、そんなことどうでもいいんだよ」

『へへ……ありがとう、兄さん……お願い……だから……泣かないで……』

そういって槊夜兄さんの涙を拭う

よく見たらみんなも涙していた

『ごめんね、もう、ほとんど何も見えないんだ………』

槊「俺は………」

鐇「A……」

『どうした……裏切り者……』

鐇「お前、なんであのとき裏切り者なんていったんだ！！俺を守るためなのか………？」

『当たり前だろ……？私にとって特殊暗殺部隊のやつらは家族なんだ……』

鐇「っ！？ばか野郎……」

『ばか野郎で結構。なぁ、みんな……ごめんなこんなことに巻き込んで……』

零「ばか言うなよ……」

『ん？なんか馬鹿って言われるの多くない？』

耳だけははっきり聞こえる

どんどん私の体に亀裂が入ってくるのがわかる

松「当たり前だ」

諸「馬鹿っていって何が悪いの……？」

赤「本当にバカだからな」

『みんなしてひどい！！』

コ「そんな元気があるなら生きてよ」

『はは、ごめんな』

萩「どうして死ぬんだよ……」

『これはこういう薬だからな……』

『はは……もう、笑いしかでないよ……』

隼「死ぬなよ………」

『どうせ、あと一ヶ月で死んだんだ。いまさら同じだよ』

伊「どういうことだよ」

『次あったときに話すよ……』

鐇「次なんてねぇだろうが……」

『まぁ、そうだけど……鐇、ちょっとこっちにこい』

鐇がそばによってくる

そしてその頭をつかみ自分の胸元に寄せる

『鐇、みんな……私にとってみんなが私の生きた証、だから笑ってくれないか……？』

萩「無理だよ……」

『なぁ鐇、この刀をお前にやる。元々リーダーのものだったんだ。夢や希望、全部お前にやる』

鐇「俺がお前の希望を……？」

『私の最期の頼みだ』

鐇「わかった……つっ……」

『なくなって……私の最期はみんなでわらっているのが見たいんだ………』

そういうとみんなが無理して笑うのがわかった

『ありがとう……ごめんね……』

私の腕は力を失った

「「「「「「うわああああああああああああああああっっっ」」」」」」

そしてまた、私の物語が始まる