傷付いた少女を救えるか【松田陣平】

取り合い ページ47

あの事件が起こり、１週間が過ぎた






もう、そろそろ警視庁に行っても良いだろうか……






うん、落ち着いてるよね。大丈夫だよね




うん、ユールを連れて行くか……ってユールは任務か……大丈夫かな……？







気にしないでおこう……





さあ、陣平に会いに行くか









そして警視庁に行く






『研二〜事情聴取に来たよ〜〜！！！』








萩「あ、A〜！！ちょっとここで待ってて松田呼んでくるから」







そういっていつもカウンセリングに来ている部屋へ通された






そこでしばらく待っていると大きな足音と大声が聞こえた







そしてバタンッと扉が開けられる





思わず肩をビクッとさせる





松「はぁ、はぁ、はぁ、A……か……？」







『そうだけどどうしたの？』








陣平に近付くと抱きしめられる





耳元には荒い息がかかる





恥ずかしいが我慢する






私もギュッと抱きしめ返す






松「お前が足りなかった……」








佐「ちょっと松田くん！！何かわいいAを抱きしめてるのよ！！」←








『私は可愛くないですよ』







苦笑する、私は絶対可愛くない







松「いや、お前は可愛いぞ」






『ふぁい！？』






思わず変な声がでた


陣平がそんなことをいうとは思わなかった…………








松「で、今日は何しに来たんだ？」






『前の事件の事情聴取はいいのかなぁって思ってきた』







佐松「「あ、忘れてた」」









『だと思ったよ』





がっくりと項垂れる






松「じゃあ、俺がするから佐藤はどっか行け」






『そ、その言い方はないんじゃないかな？』







佐「ええ！？私だってやりたいわよ！！Aとの事情聴取！！！！」






ええ………なんで喧嘩になってるの？








『まぁ、まぁ、落ち着いて』







松佐「「落ち着いてる」」






いや、落ち着いてないだろ！！！！





仕方ない……






『佐藤さん、今日は陣平がいいです、また今度お茶しましょう』






佐「じゃあ、しょうがないわね今日は譲ってあげるわ。お茶、楽しみにしてるわ」





『はい！！』









笑って返事をする





陣平が腕の力を少し強めた







そして佐藤さんが外に出ていく





陣平は私の手を引いて、椅子に座り私を膝の上にのせる




誰もいなかったが地味に恥ずかしかった

イチャイチャ→←訓練様子

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す