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〜京極side〜

さっきからAさんの様子がおかしい。

元々元気な人だけど,あんな人だったろうか。

もう少しで予告の時間。

皆さんが展示室から出ていくと,停電した。


貴「きゃあああああ」

Aさん!

廊下を見ると隊員の皆さんはガスマスクが外されて眠っている。

キッドの仕業か。

貴「ねぇその宝石本物なの?」

京「はい。ずっと自分の首に…」

貴「兎に角,色を確かめてみましょう」

Aさんに促されて宝石の色を見た。

最初は緑だった宝石の色が赤になっていた。

貴「やっぱり。この宝石,私が持っていくね」

京「待ってください。

貴方Aさんじゃありませんね。」

自分がそう言うと,キッドは変装を解き,上へ逃げた。

自分は逃がさまいと柱を蹴り倒し,上へ飛んだ。

京「さあ返して頂こうか……宝石も……Aさんの心も……」

キ「ええ…目当ての物じゃなかったので宝石はお返しできますが…彼女の心はそうはいかない…」

京「なに!?」

キ「返すもなにも……元々盗られてませんから。」

よかった。

宝石も守れたし,Aさんも…。


暫くするとAさんが来た。

偽物だと気づいた点を言うと,少しショックを受けていたみたいだった。

❁✿✾ ✾✿❁
どもども,星音流です。

参考:VOLUME82,FILE1「鉄壁」〜FILE3「雌雄」です。

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作者名:星音流 | 作成日時:2021年4月1日 8時

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