Love is... 【２】 (ページ25)

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インペルダウン3 ページ25

後ろをチラリと見れば不服なマゼランとハンニャバル
そして不安そうなおじいちゃん。

文句の一つや二つこいつの顔を目の前で見て
動けない身体に私の痛みをぶつけてやると思った。

顔を上げ間近で見たドフラミンゴの顔に目を疑った。
金色の髪、サングラス越しに見える瞳。
まるでロシーを見ているようだった。

ド「なんだ嬢ちゃん、オレに惚れたか？ｸｯｸｯｸｯ」

『…ロシー』

ド「あぁ？なんでテメェがその名を知ってる。」

『私はあなたが殺したロシナンテの娘よ！！』

ド「センゴク！！！どういうことだ！！！！」

『…ドフィー。私を見て。』

ド「あいつにガキがいたとはなぁ。だからローにも同情したのか。バカな野郎だな」

『ロシーは同情で人を助けたりなんてしないわ！！』

ド「そうだ、ロシーは心の優しい男だった。俺とちがってな？お前はあいつの本当の娘じゃねぇ。」

『…私は彼に全てをもらったの。』

ド「俺に銃を向け引き金を引けず俺に殺されたあいつがお前に何をあげたってんだ！！優しさなんざ何も生まねぇんだよ！！」

『…ドフィーの言う通りだよ。』

バカにした言動も挑発するような笑い方も
私の耳にはもう聞こえなくて
ドフラミンゴのサングラスに手をかけた。