Love is... 【２】 (ページ21)

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再会2 ページ21

帽子を取ればバサッとピンクの毛がなびく。
顔を上げれば昔と何も変わらない大きな瞳。

3人はその姿に固まっていた。

ス「まぁ、こうなるわな…」

セ「A、なぜここに。いや、スモーカーなぜお前といるんだ？」

ガ「なあっはっはっ！！A、お前さては記憶が戻ってるな？」

つ「驚いたよ、まさかここに来るなんてね。」

『ガープのおじちゃん、おつるちゃん、そしておじいちゃん…』

つ「ガープ行くよ。積もる話はまた今度だ。今は私たちの出る幕じゃないよ。」

ガ「そうじゃな。スモーカーもこい！」

ス「A、また来る。」

センゴクと2人きりになり沈黙が続く。
重い空気を破ったのはAだった。

『これを見つけたの』

セ「…やはりそれが鍵になったか。」

『ローの部屋にあった時は驚いたよ。』

セ「私もあいつが持っていることに驚いた。トラファルガーが尋ねてきた時は肝を冷やした。」

『ドレスローザで会ったんだよね？』

セ「薄々気づいてはいた。ロシナンテが命をかけて救った少年があいつだということはな。」

『当時ロシーを失った私は誰を責めればいいかわからなかった。今も分からない。』

セ「妬み嫉みは何も生まない。だがお前がそうなら私たちは受け入れることしかできない。二度もお前から大切な人を奪った。」

『残酷だよね。だけど海賊とはそういう運命。頭で分かっててもどうにもならないこともある。』

これまでの思いこれからの思いを伝える。
黙って、時折うなずきながら話を聞くセンゴク。

空白の時間を埋めるかのように2人は一晩中話をした。
私を捨てたわけじゃないことに安心したこと。

ONLY ALIVEの手配書も堕天使という通り名も
私を大切に思い続けている証だった。

話の中でセンゴクは時に涙ぐみそれにつられて私も泣いた。