Love is... 【２】 (ページ19)

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本部へと進み海軍船は進む。
目を開ければ見慣れない天井、横を見ればスモーカーと女海兵がいた。
これから本部へ行くんだと再確認した。

ス「目が覚めたか。世話騒がせなのは変わらねぇな。」

『…ありがとう、スモーカー。』

た「先程は失礼しました！私大佐のたしぎと言います！」

『たしぎさん。突然のことで申し訳ありません。』

た「いえ！そんな改まらないで下さい！ね、スモーカーさん！！」

ス「たしぎ席を外せ。俺はAと話がある。」

終わったら呼んでくださいね！と部屋を出るたしぎ。

2人になりスモーカーは私の横へ座り直す。

ス「バカが。…だが、俺たちは間違ってたとは思わねぇ。」

『…エースの死を悔やまない日はなかった。赤犬を恨まない日などなかった。海軍を許せる日などなかった。』

ス「じゃあなぜ、元帥に会おうと思うんだ。」

『赤犬への恨みは消えることはない。だけど！！サカズキは、ちがう。無愛想だけどうちに秘めた優しさを私は知ってる。海軍を許す気なんてないけど、私に居場所を与えてくれたから。』

ス「あの人が元帥になることだけは強く反発したやつもいんのに、変わった野郎だ。」

『恨みだけで終わらせたくないの。だって海軍のみんなは私の家族だったから。』

ス「覚悟だけは認めてやるよ。だが、門を通りゃ戻れねぇぞ。」

『戻る場所なんて最初から一つしかなかったんだよ。』

つらくなったら俺を頼れあの頃みたいにな。
スモーカーの大きな手がAの頭を撫でる。

大丈夫。私は強くなるんだ。