Love is... 【２】 (ページ13)

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船を飛び降り街へ向かう。
店のネオンが光る道を当てもなく歩いた。

2人組の男に囲まれて腕を捕まれる。
抵抗する気力もなく私連れ去られるんだと覚悟した。

ク「ちょっとごめんよ〜、兄ちゃんたちその嬢ちゃんから手離してくれる？」

「はあ？テメェ誰だよ？こいつは俺たちのだぜ？」

「わりぃがおっさんは他あたんな！！！」

ク「あらら。じゃ、仕方ないね。」

「っ！！！テメェ、まさか海軍大将アオキジ？！！」

「にげるぞ！！！」

ヘナヘナと倒れ込む私を片手で支えてる。
顔を見なくたって話し方と声で分かる。

『ク、ザンなんでここに？』

ク「Aこそ、なにやってんの。ったくトラファルガーはなにやってんだ？」

『…ローは関係ないよ。』

ク「っていうか、今俺のこと。……そういうこと。」

そう言うとここじゃ人目がつくと
クザンが泊まってる部屋に案内され今日のことを話す。

ク「それずっとロシナンテが持ってたやつでしょうに。」

『ロシーが死ぬ前にローに預けたんだって。私何を見てたんだろうね。』

ク「もう海賊辞めたと思ってたのに、楽しいか？。」

『分かんない。私たちのこと捕まえないの？』

ク「俺海軍辞めたのよ。だから困ってんなら助かるぜ？」

『…今サカズキが元帥なんだっけ、複雑だよ。』

ク「んまぁ、そうだよね。忘れてた記憶は忘れたままのほうがよかったかもな。」

『ねぇクザン。私に協力して？』

この決断になぜか私は迷いがなかった。
首にかかるペンダントを握りしめ目を閉じれば
懐かしい思い出とともに私は眠りについた。