プロローグ:エヴァンス家の問題児2号 ページ1
知る人ぞ知る音楽の名家、エヴァンス家。
そのエヴァンス家には、二人の問題児がいた。
一人は、ソウル=エヴァンス。
彼は異端の存在だった。
というのも、彼は『武器化』の能力を得て、エヴァンス家を去っていったからだ。
問題児、という呼び方は相応しくないかもしれないが、音楽家への道を退く、ということは彼等にとっては大問題であった。
そして、ここにも異端児もとい問題児が一人…
「お嬢様ー!?何処ですかー!?お嬢様ー!?」
エヴァンス家の廊下を、使用人達が駆け回る。
慌ただしい雰囲気に、何事か、と長男であるウェスは使用人の一人を呼び止めた。
ウ「どうしたんだ?一体何があった!?」
仕「そ、それがっ…!」
息も絶え絶えに、使用人は答える。
仕「Aお嬢様がっ、何処にもいないのですっ…!」
またか。
ウェスは大きなため息をついた。
これで何度目になるだろう、彼女の脱走は。
ウ「いつもの事だろう、そう慌てることも」
仕「で、ですがっ!」
言葉を遮って、使用人は一枚の紙を差し出す。
仕「こんな書き置きが!」
以下内容↓
親愛なる家族と使用人達へ
なんか武器化出来ちゃったので死武専に行きます。
追伸:なんかの行事には帰省するので安心して(笑)
A=エヴァンス
ウ「……くくっ」
仕「ウェス様?;」
書き置きを見て、ウェスは妙な笑いがこみあげてきた。
まったく…
ウ「困った兄妹達だ。」
あ「くしゅん!」
誰か、私の噂でもしてるのかな?
この物語は、エヴァンス家の問題児兄妹の、妹の方の物語である。
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みんみん - 面白かったです♪ (2014年8月27日 17時) (レス) id: b85918d133 (このIDを非表示/違反報告)
猫神紅牙@破壊神のんちゃん(プロフ) - 紳士(仮)さん» 閲覧&コメありがとうございます! 更新は、まぁ出来るときに頑張りたいと思います!! (2014年5月5日 11時) (レス) id: 2bd19b87a2 (このIDを非表示/違反報告)
紳士(仮) - 更新がんばて下さい。応援してます(^v^)/ (2014年5月3日 15時) (レス) id: c0cc1e52ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:猫神紅牙@破壊神のんちゃん | 作成日時:2014年4月27日 0時