第11話【彼の笑顔】 ページ12
和純海side
私と壮馬さんは来た時と同じように
タクシーで事務所に向かった。
由希さんとも挨拶してから寮に戻った。
寮に返ってきて部屋に戻る前に
壮馬さんに声をかける。
貴「壮馬さん、あの」
壮「なに?」
壮馬さんは私の方を見た。
貴「今日はありがとうございました」
壮「別に、仕事をしただけだから」
貴「あ、はい…」
壮「でも、あの時のは感謝するよ」
貴「あの時って…あ、いえ…
壮馬さんが困ってそうだったので」
壮「あんたでもあんな
フォローが出来るもんなんだな」
貴「っ!その言われようはよく思わないです」
壮「え?褒めたつもりだけど?」
顔が少し近くなる。
その時、胸がトクンと高鳴った。
貴「…っ、
そ、そんなふうに聞こえないですよ!」
壮「ふっ⋯可愛い」
えっ?
…今、なんて?
壮「それじゃあ、ゆっくり休みなよ」
壮馬さんは部屋に戻っていった。
壮馬さんが部屋に戻った後も
耳に余韻が残っている。
可愛い?…誰が?
私しかいなかったよね…ってことは私?
部屋に戻り
ベットに倒れ込んだ。
笑顔も初めて見た…
___
第12話【IDOLiSH7のアニメ化】→←第10話【ラジオ生放送】
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ゆゐみん(プロフ) - しょーたんもそーまくんも大好きなので凄く嬉しいです!とても内容もよかったので愛読させてもらいます!^^更新頑張ってください! (2017年1月15日 0時) (レス) id: d20b8ac115 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢 | 作成日時:2017年1月8日 18時