ソウルメイト (ページ7)

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？ side

嫌や、嫌や、嫌や！！

どこまで逃げても追いかけてくる

──くんとはまだはぐれたまんまやし…無事かどうかもわからへん。

だけど、まだ自分の目は緑色に光るから。
きっと──くんは生きているはず。

誰か……誰かに、助けてもらわんと

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iw side

iw「しゅっぱ～つ」
「「進行～～～！！！」」

車の中は賑やかでうるさいくらいだ。
仮にも仕事に行くんだし、バレたら一大事なのでもっと危機感を持てよと言いたいところだけど。どうやらこいつらには無理みたいで佐久間なんかは大音量でアニメを流し始めた。

暫く経つと辺りの風景が変わり始め、商店街の近くを通り過ぎる。目的地は西方ということもあり、だんだんと廃れた雑居ビルが増えてきた。既に人は見かけなくなっている。
更には多くの廃墟さえ現れて、改めて国の管理が行き届いていないのを感じた。

iw「阿部、どの辺まで行けばいいの？」
ab「う～ん…もう少ししたら降りようかなあ。あんまり近くに行ってもアレだしね。」
iw「おっけ、……………なんだ、あれ」

ふと、前方にぼんやりと何かが見えた。

ab「………人？」
sk「なんかあったでやんすか～」
ab「ちょっと待って静かにして」

目を凝らすと、それはふらふらと足元が覚束無い。
ゆらり、

iw「人だ！」
ab「伏せて！！！！！」

阿部がそういうや否や、鼓膜が敗れるような爆発音と共に、俺達は宙に投げ出された。