ソウルメイト (ページ3)

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ab side

nb「佐久間ほんとグロいし汚れるからそれやめて欲しいんだけど」
sk「え～！？！？文句言わないでよ」
nb「いや言うわ！！お前のせいで服に血着いたらどうするつもり？俺はな、綺麗に！！！終わらせたいの！！！」
ab「喧嘩しないでよ」
nb「してね～～～～んだよ」

青色の目を光らせた彼、渡辺翔太は、最小限の動きで敵を倒していく。
彼の能力は”睡眠”。制限はあるが、確実に相手を眠らせることが出来る。実際今日の任務は翔太さえ入れば簡単だったのだけれど、それでは翔太の負担が大きすぎるため、俺達も同行することになったのだった。
ちなみに彼のソウルメイトである舘さんこと宮舘涼太は、今日は別任務でお休み中。

彼の能力は”誘惑”なんだけど…ま、それも見てもらった方が早いから今度説明するね。

ふと、佐久間が闘いの手を止めて、目を凝らして遠くを見つめる。

sk「およよ…？？お目当てのモノ見つけちゃった！」
nb「マジ！？」
ab「ナイス佐久間！取ってきて」
sk「了解であります！！！」

飛ぶように去っていった佐久間は、暫くして片手にそれを引っ掴んで帰ってきた。

sk「これ？だよね」
ab「そう」

それは、宝石のようだが何かが違う。
太陽の光を受けてキラキラと反射しているその石は、国が採取しているものである。

だが、俺たち誰も、その正体を聞かされていなかった。

俺は、この謎を解いて、国家の陰謀を暴き出す。

そして、──を、助けるんだ。