【旧双黒】【文スト】続・目覚めたら其処には旧双黒様がいた。 祝・その後、双黒補佐・幹部補佐になった私の日々を。

　何？ ページ35

『うわぁ・・・・・』



　 本棚の上には三冊の本が寝かせて置かれていた。


　 一冊は血のように赤い。

　 表紙が布のような紙だった。


　 二冊目はこげ茶色の革表紙で、


　 三冊目は藍色。

　 引き込まれるように深い色だった。

　 金色の線で少し模様がある。




　 『・・綺麗・・・・・。』



　 私は迷わずに手を伸ばした。


　 そして、三冊の本を手に取る。

　 血がかぁっと熱くなったのが分かった。



　
　 本を片手にソファに座った。



　 『どれから読もっかなぁ♪』



　 しばらく考えた後、

　 赤い本から読むことにした。




　 表表紙にも、背表紙にも、裏表紙にも、

　 作者名はなく、題名さえも書かれていなかった。



　 まぁいいや、とにかく中を読んでみよう！

　 扉に書いてあるかもしれないし！




　 見返しは淡い桃色、

　 そして、いよいよ扉。



　 興奮で震える手で見返しを捲る。



　 ドックン・・・・ドックン・・・・ドックン・・・・




　 血が熱い。

　 興奮で鼓動が早く大きくなる。





　 ・・・・・ ))




　 『・・・・そりゃそうか・・・・まぁ、そうだよなぁ』




　 出版社名も、作者名も、タイトルもない、

　 ただの白紙だった。





　 題名から内容を少し想像してから本編を楽しむ私は少し落ち込む・・・






　 『まぁ！ 本編が一番だから！』





　 私はページを捲る。




　 ・・・・・・白紙・・・・



　 二ページ目、白紙、

　 三ページ目、白紙、

　 四ページ目、〃

　 五ページ目、〃

　 ・・・・・、〃





　 『は？』




　 もう三十枚は捲った。



　 『何此れ？・・・虐め？私に対する何かの挑戦状？其れとも復讐？』



　 そんなことを思っていた時だった。

　 私の本のページを捲る手が止まる。




　 『・・・・あった。』




　 【 紅い花。散りし候。 】




　 中心に書かれていた其の字。

　 此れが・・・題名？






　 そっと、その文字に触れる。



　 刹那、



　 〖 パァァァァァァァ 〗



　 眩しい光が私を包んだ。

王様ゲーム　　かりそめの蘇生様！　琉夏！リク有難うございます！→←生誕祭のお話完結だよ！

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今日は何される？

ドンッ））「（名前）。」

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