ん家3 (ページ4)

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青side

今日はライブに関する打ち合わせで
スタッフたちと話していた

スタッフがチラッと時計を確認すると
ス「一旦休憩しませんか？」と
いってきたから
みんな自由に休み始める

俺は資料を見つつ
この演出ならこのメンバーにはとても合うと思うなぁ…
あとは安全性が…
危険なことはなるべく避けたい
でも安全装置を付けすぎると
ファンの子が見えにくい…
互いに安心して楽しめる状況を作り出すには…

色んな事を考えていると
スマホが揺れていることに気がついた

お、淳太からや
昨日は淳太も雑誌撮影って話してたなぁ
もう終わったんかな？
この後ご飯でも誘おっ
そう思って通話の方へスライドする

青「おつかれー」

返事がすぐに来なくて違和感を覚える

青「もしもし？おーい」
犯「中間は預かった。返して欲しくば今から指定する場所へ現金を持ってこい」
青「あ？お前誰やねん」
犯「今ビデオ通話に変えた見てみろ」

そう言われて
画面を見てみると
そこには床に縛られて
転がっている淳太の姿

え…？どういうこと？

青「え？何の話？」
犯「だから、金を持ってこい」
青「え？なんで淳太？てか、まじ？」
犯「もういい！指定場所の詳細はメッセージで送る！」

そう言われて
通話が切れた

え？あ？
なんやっけ？？
てかえ？
淳太？

え？淳太仕事は？
雑誌の取材どないしたんやろ？

画面をボーッと見ていると
メッセージで
地図と金額が書かれているのが届く

いや、淳太助けに行かないと…
お金…銀行…

こういうのって電子マネーで払われへんのかな？
いやこんな金額チャージしてへんけど

あ！せめてネットで振り込んだらええんやないの？
え？いまそこやないか…

ス「藤井さん？どうかされましたか？」
青「え？あ！！すみません！ちょっと急ぎの用事が出来まして…」
ス「そうなんですか…話し合いも膠着状態でしたし今日はこの辺りにしましょうか」
青「す、すみません」

現金…
どうしよ…

ス「何か悩みですか？」
青「あ！この辺りで1番近いお金下ろせるのってどこですかね？」
ス「え？何か急ぎでいるんですか？」
青「ちょっと…」
ス「今撮影用に一応ありますが持っていきますか？」
青「あ、ほんまっすか。直ぐに返しますんでちょっと借りていいですか？」
ス「急いで持ってきます！」

走って行くスタッフを待ちつつ
指定された場所への行く方法を考える

ス「藤井さん！こちらになります！」
青「ありがとうございます！」

受け取り急ぎ車乗り込む