ん家3 (ページ2)

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赤side

今日は1人で雑誌のお仕事
こうやって1人で呼ばれるのは嬉しいけど
やっぱり、メンバーおらへんと寂しいなぁ…

ス「休憩どうぞー」
赤「はーい！」

ゆっくりと缶コーヒーでも飲みながら待つかー
椅子に座ると丁度スマホが震えているのに気付いた

手に取ると大好きな彼からの着信
今日は仕事がバラバラやけど
淳太はなんやったかなぁ？と思い出しつつ通話を押す

赤「もしもーしどないしたー？」
犯「中間は預かった」
赤「はぁ？」
犯「今から指定の住所に現金をもってこい」

おいおい…ドッキリかよ…

赤「おぃ、お前誰やねん」
犯「本日中に現れなかった場合命の保証はない」
赤「どこの誰か知らんけどええ加減にしろよ」
犯「…それでいいんだな」
赤「わざわざドッキリにハマりに行くやつが居るかよ！」
犯「中間がどうなってもいいんだな」
赤「ええよー別にー」
犯「………」

あれ？黙った？
やっぱりドッキリやったんかー
てか、淳太の携帯からってことは
淳太もグルやな…
イタズラするなんて珍しー

犯「今送った画像を見て後悔するなよ」
ﾌﾟﾂｯ

今の言葉の意味が分からず
なんやねんコイツーてか誰や！お前は！
なんて腹立ちながら
淳太とのトーク画面を見ると
拘束されて口も塞がれている
淳太の写真

え？まじ？
いやいや、これもネタかもしれへん
でもホンマやったら？
じゅ、淳太に連絡！！

急いで電話をかけ直す
焦りつつコール音を何度も聞く
頼むから淳太出てくれー

コール音が止まり出る音が聴こえる

犯「貴様に用はない」
赤「まっ、待って！！淳太と話させて！！」
犯「……来ないやつに用は無い」
赤「ホンマに！？ホンマに淳太は今居るんか！？」
犯「………」
赤「淳太ー！淳太ー！！」
犯「今は眠っている。ビデオ通話に変える」

焦りつつ画面を見ると
写真にあったように床に寝ている淳太

赤「淳太ー！！！」

反応するかもしれへんから
大きな声で何度も呼ぶけど
なんも反応せん…
え、マジ！？
マジなやつなんか！？

犯「今地図を送る。そこへ記載された金額を持ってこい。さもなくば…」

どんどん寝ている淳太の方へ近づいて
寝ている淳太の身体を蹴ると
転がり顔がよく見える

ホンマに寝てる顔や…
なんで寝ているのか、
場所が何処なのかとかどうでもいい！！

赤「淳太に手ぇ出すなや！」
犯「…待っている」
ﾌﾟﾂｯ

一方的に切られた
スタッフに声をかけて急いで出ていく
その際撮影用のお金を借してくれた
これで身代金はある
急がな！