ん家3 (ページ10)

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緑side

淳太の話が変や…
まるで誘拐は分かっていたけど
その上で拘束されるのは予想外やったし
俺らのせいやと思ってる…

ということは淳太は身代金誘拐には納得しているけど
閉じ込められることに関しては知らなかったということ

ならマジでの誘拐ってこと？
じゃあ、このお金は意味ないんか…
指定場所より淳太の居場所を探す方がええんやろうな

ウッドハウスという情報だけやと足りひんし
最後はん家ってことはわかったから
山を降りたところから探してみるか…

なんとなくの感しかない！と車を走らす
近くの広めの駐車場に一旦入ると
見覚えのある車や…なんやっけ？
考えている時に電話が来た

照史からやった
緑「もしもし？」
橙「身代金誘拐は企画で、でも今淳太くんが居らへんのはマジみたいやわ」
緑「予想してたけどそうやんか…」
橙「スタッフ車に最後乗ってるのは目撃されてる」
緑「スタッフ車…あ！！あれやん！！」
橙「え！？なに！？急に！」
緑「今近くのおっきめの駐車場居るねん！」
橙「あぁ、あそこな」
緑「そこに停まってる！」
橙「まじか！！その周辺で探そ！」
緑「急いで探すわ！」
橙「俺も向かう！」

車から降りて近づくけど中には誰もおらへん
当たり前か…

車の中には淳太のカバンが転がっていた
てことはやっぱり間違えないな

近くにウッドハウス…ウッドハウス…見当たらへんぞ
最悪車乗り換えてるかもしれへんからなぁ…

橙「もんちー！」
緑「お！照史！こっちー！」

照史が車でこっちへ来たようなので
手を振り自分のところまで来てもらう

緑「これみて？淳太のやんな？」
橙「そうやな」
緑「ここの近くにはウッドハウスハウスなんか見えへんし…」
橙「乗り換えてる説？」
緑「それを思ってたんよ」
橙「電話は繋がったから山の中ではなさそうやねんなぁ…」
緑「あ！電話したん？」
橙「でも悲鳴とともに切れてもうて…」
緑「はぁ！？犯人近くに居るやんけ！」
橙「そうかもしれへん。流星とシゲ、崇裕も今ん家から順番に探してる」

あと到着してへんのは…

桃「2人ともー何してるんー？」
緑「お！丁度思ったタイミングで」
橙「淳太がガチで誘拐されたかもー早く探してー！」
桃「え！？どういうこと！？」

急いで説明しつつ手分けの方法を考える

橙「今のところシゲがずっと電話かけながら探してくれてるから混線せんようにだけ頼むわー」
桃「わかった！」

各々バラバラに走り出す