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ymmt side
あんまりこうちゃんが強情だから、ついキレてしまった。そんなつもりなかったんだけど。
ソファにこうちゃんを突っ込んで、僕の想いを伝える。
全部言い終わると、こうちゃんは泣き出してしまった。言い過ぎたかな,,,？
「こうちゃん,,,ごめん」
「っ、いいんです、俺こそ、っごめんなさい」
泣きながら少しずつ語をつぐこうちゃん。きっと、僕の想像以上に疲れてたのだろう。
「俺、山本さんのこと、ぜんぜん考えてなかったのに、山本さんは、っおれのこと、すごく考えててくれて,,,人に、迷惑とかかけたくなかったのに、結局おれ、山本さんに迷惑かけるし、仕事おそいし,,,最低です,,,」
「そうだよ、ほんと最低」
こうちゃんがびくっと肩を震わせてこちらを見る。
「１人で全部抱えちゃってさ。僕にも半分ちょうだい？僕も恋人だからさ、一緒にいたい。楽しいのも、苦しいのも、全部一緒に味わいたいの」
こうちゃんは黙って天井を見上げる。頭を撫でると、子供みたいに顔を綻ばせた。
「今日はもう寝よう？なんなら仕事の途中で休息をいれることの効果について、じっくり解説しよっか」
「ふふ、それちょっと聴きたい,,,」
いいながらこうちゃんは眠ってしまった。これは朝まで起きないかもな、と思い毛布をかけてから、こうちゃんのパソコンに向かう。
誤字脱字が多いけど、どの資料も丁寧に、綿密に作ってあった。
僕でもできそうな仕事を片付けてから、メモ帳を開いてメッセージを打ち込む。
『おはよう、こうちゃん。
資料みたよ。全部丁寧で、分かりやすかった。
今日から僕もいるから、一緒に頑張ろうね
山本 祥彰』
文章を確認してからパソコンを閉じて、こうちゃんのあどけない寝顔を見ながら、僕も眠りについた。
fin
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作者名：颯楓 | 作成日時：2020年5月8日 21時
