139話 ページ11
．
鬼道「...！！」
鬼道はそれを聞いて驚いた表情をしている。
しかしそんなことに構っていられるほどAの心は穏やかではなかった。
A「なぜ.....そのことを知っている...ｯ！？」
冷や汗が滴る。
なぜ、なぜこの男がそのことを知っている？
少し息が荒くなる。
きっと影山を睨みつけるが、影山は不敵に笑ったままである。
影山「フッフッフ...まぁ、理由はいいじゃないか。しかし、雷門中の仲間たちはどう思うだろうね...」
A「何が言いたいんだ！？」
影山「君が性別を偽っていることを雷門の仲間たちが知ったらどう思うだろう？...快く思う者ばかりではないだろうね。」
A「！！！」
快く、思う者...ばかりではない...
影山「彼らがその真実を知ってしまったら...」
コツコツと靴を鳴らしながらAの横まで歩いてくる。
そして
「どうなるだろうね」
と、呟き去っていく。
A「みんなが...僕のことを知ったら.....」
どうなる？失望する？もう今みたいな日々は失われてしまう？
最悪の事態ばかりが脳内を支配する。
A「はぁ...はあｯ...！」
段々と息が上がって、目元に手を当ててうずくまる。
鬼道「お、おい！大丈夫か！？」
A「はぁｯ...嫌だ、みんな...僕は...本当は...！！」
鬼道がAの元へ駆け寄る。
鬼道「落ち着け！！口を大きく開けて息をしろ！！」
しかし全くAは落ち着くことはなく、ボロボロと大粒の涙をこぼす。
A「修也...ｯ」
そう呟いてAは意識を泥沼の中へ手放した。
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 129人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
【イナズマイレブンGO】ミストレのご先祖様は世界最強のエースストライカー！part4
音の波紋を、雷へ。第五章 【 イナズマイレブン 】
【イナイレ】ホワイトカーネーションを紡ぐ【バダップ】＊3輪目＊
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
奏奏奏(プロフ) - あっぷるさん» ご指摘ありがとうございます！少しずつ直していきます*_ _) (2019年4月21日 16時) (
レス) id: 3daaf042e6 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる - はじめまして！読ませて頂いてます！誤字があったのでコメントします。響カントクは正しくは響木カントクで木が入った気がします。間違えてたらすみません。確認をお願いします！ (2019年4月21日 7時) (レス) id: 5cb1161fa2 (このIDを非表示/違反報告)
奏奏奏(プロフ) - 花音さん» コメントありがとうございます！日によって更新ペースがまちまちですが頑張っていきます´`*今後ともよろしくお願いします！ (2019年1月7日 23時) (レス) id: 0958fe27b6 (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - 初めまして！最初から読ませていただきました！私イナキャラの中で修也が最推しなので見て思わずキャーキャー言ってしまいました…これからも更新頑張ってください応援しています。長々とすみませんでした。 (2019年1月7日 22時) (レス) id: e2853cb397 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - 氷室君…ちょっと天然？なところ、好きです！豪炎寺君と氷室君、2人っきりのシーンが一番好きです！これからも楽しみにしてます！ (2019年1月7日 21時) (レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：奏奏奏 | 作成日時：2019年1月3日 20時
