リク番外編(バレンタイン6) ページ7
．
豪炎寺「渡したいもの？」
豪炎寺が尋ねている間にAは鞄から小さな小包を取り出して、少しだけ前に出す。
A「...これ、作ったんだ」
小さな声で呟くと、豪炎寺は驚いた表情で応える。
豪炎寺「部員に配っていたあのチョコレート以外にも作ってたのか...？」
A「うん.....修也だけ、だけど...」
豪炎寺「.....え...」
Aの言葉を聞いて、赤くなり口元を隠す豪炎寺。
するとAは慌てたように付け足す。
A「え、あ えっと...これはね！夏未さんが提案したんだよ！自分の"大切な人"に特別に作ろうって.....」
誤魔化そうと言ったつもりだった。
豪炎寺「.....大切な人...」
A「...え？.....あ、」
お互い一気に赤くなって硬直する。
顔から火が出そうなくらい熱かった。
脳までオーバーヒートしているようで、最善の返答を探すが全く見つからない。
目がぐるぐると回りかけてくると、頬に何かひんやりとしたものが当てられ、瞬時にクールダウン出来る。
豪炎寺「...大丈夫か」
A「...へっ？...あ、ああうん大丈夫！！」
ひんやりとしたもの、それは豪炎寺の手のひらだった。
今は2月。
手袋をしていない彼の手が冷たいのも納得だ。
豪炎寺「...その、ありがとな。...嬉しいよ」
A「...！.....うん...！」
ほんのりと頬を染め、微笑む。
良かった、受け取ってもらえて...！
A「修也甘いの苦手なの知ってたから甘さ控えめで作ってあるよ。」
豪炎寺「そうなのか...気を使ってくれてありがとな。」
そう言って互いに微笑み合う2人。
チョコレートはビターだけど、思い出は甘いものになりそうだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈おまけ〉自宅へ戻ってからの彼らの様子
豪炎寺「...大切な人って何なんだよ...！...ああもう...」
ー大切な人の意味が読み取れないー
．
A「大切な人って言っちゃった...恥ずかし...でも修也は大切な人だしなぁ...まあいっか」
ーAさんにとって豪炎寺さんはずっと大切な人ー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
リクエストありがとうございました！
バレンタインデー当日に仕上げられなくて申し訳ないです...
豪炎寺くんの返答の意図に全く気が付かないAさん...書いていてもどかしくなりました(笑)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 371人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
【野坂悠馬】戦術の皇帝と聡眼の麗乙女 �宗撻ぅ淵坤泪ぅ譽屮鵐�リオンの刻印】
↻ ブランクルーン - ﾌｪｲ･ﾙｰﾝ -
ただかわいいって言われるだけの話【真名部陣一郎】
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
豪炎寺修也推し - 奏奏奏さん» お久しぶりです！受験生なのですね。無理せず、奏奏奏さんのペースで頑張ってください！ (2019年10月22日 21時) (
レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
水銀(プロフ) - ここまで一気読みしてしまいました！主人公と豪炎寺の関係性最高です…！！これからどうなっていくかとても楽しみです！ (2019年8月29日 0時) (レス) id: 78abf1c607 (このIDを非表示/違反報告)
麻衣蘭(プロフ) - 奏奏奏さん» 了解だよ！宜しくねー！ (2019年5月21日 19時) (レス) id: 396c72dd9d (このIDを非表示/違反報告)
奏奏奏(プロフ) - 麻衣蘭さん» 承認致しました！当方あまりこちらのサイトに詳しくありませんのでフレンドシステムを使ったことが無く...(汗)もし何か必要なことがあれば仰って頂けると嬉しいです*_ _) (2019年5月21日 18時) (レス) id: 3daaf042e6 (このIDを非表示/違反報告)
麻衣蘭(プロフ) - 奏奏奏さん» わわっ！本当ですか！？是非是非！嬉しいです！申請送っておきますね！ (2019年5月21日 18時) (レス) id: 396c72dd9d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：奏奏奏 | 作成日時：2019年2月14日 22時
