273話 ページ28
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A「...いっ.....！！」
落下音と同時にその付近に舞う土煙によって気がついたのか、みんなが一斉に近寄ってくる。
円堂「氷室！！大丈夫か！？」
A「...う、うん...足、怪我しないように落ちたから...」
はは、と苦笑いして立ち上がろうと右手を地面に手を付けると、鋭い痛みが走り、再び地面に伏してしまう。
A「いてて...」
右手首を見ると僅かに青くなって腫れていた。
恐らく捻ったのだろう。
春奈「大変...！今救急箱持ってきます！！」
そう言って春奈は駆け出して行った。
豪炎寺「...A、」
ふと、いつの間にか隣に来ていた豪炎寺が歪んだ表情でこちらを見つめていた。
すると彼は謝ろうとしたのか口を開いたが、Aの「大丈夫、足は怪我しなかったしね」という言葉によって遮られてしまった。
豪炎寺は一瞬目を開いた後、春奈とともにベンチへ歩いていくAを見つめていた。
．豪炎寺side
「お前、何をしているんだ？」
ふと、後ろから声をかけられ、振り返る。
いや、振り返らされた、と言った方が正しいだろう。
現に、俺は今俺に声をかけてきた相手に胸ぐらを掴まれているのだから。
豪炎寺「離せよ。.....鬼道」
鬼道「お前は何故そんなに冷静でいられる？」
豪炎寺「お前には関係ない」
俺が目を細めて告げると、彼は声を荒らげた。
鬼道「ふざけるな！！」
鬼道の声に反応したのか、みんながザワつき始めている。
鬼道「関係ないだと...？チームメイトを怪我させておいてお前は何故そんな態度をとれる！？」
俺は奥歯を噛み、僅かに視線を下へと落とす。
そんな俺を見て鬼道は俺にしか聞こえない声で続ける。
鬼道「...お前にとって、アイツはただのチームメイト、という存在では収まらないだろう？」
俺はそれを聞いた瞬間、鬼道の腕を振り払い「それはお前に関係ないことだろ！！」と吐き捨てた。
A「ちょ、ちょっとどうしたの2人とも！！」
すると手当を終えたのか、Aがこちらへ走ってきて、やめなよ、と言うように俺達を宥めている。
鬼道はそれが心に響いたのか、ベンチへ向かおうと足を進め始めた。
その瞬間、俺は目を見開いた。そして何故、先程彼があんなことを言ったのかを理解した。
鬼道「お前だけが、アイツを
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豪炎寺修也推し - 奏奏奏さん» お久しぶりです！受験生なのですね。無理せず、奏奏奏さんのペースで頑張ってください！ (2019年10月22日 21時) (
レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
水銀(プロフ) - ここまで一気読みしてしまいました！主人公と豪炎寺の関係性最高です…！！これからどうなっていくかとても楽しみです！ (2019年8月29日 0時) (レス) id: 78abf1c607 (このIDを非表示/違反報告)
麻衣蘭(プロフ) - 奏奏奏さん» 了解だよ！宜しくねー！ (2019年5月21日 19時) (レス) id: 396c72dd9d (このIDを非表示/違反報告)
奏奏奏(プロフ) - 麻衣蘭さん» 承認致しました！当方あまりこちらのサイトに詳しくありませんのでフレンドシステムを使ったことが無く...(汗)もし何か必要なことがあれば仰って頂けると嬉しいです*_ _) (2019年5月21日 18時) (レス) id: 3daaf042e6 (このIDを非表示/違反報告)
麻衣蘭(プロフ) - 奏奏奏さん» わわっ！本当ですか！？是非是非！嬉しいです！申請送っておきますね！ (2019年5月21日 18時) (レス) id: 396c72dd9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏奏奏 | 作成日時：2019年2月14日 22時
