第一話 僕らはきっと ページ3
逃げないと。逃げて、逃げて、、、、
あいつらの手の届かない場所へ。
ようやく逃げ切れたかと思うと、思わず声を漏らした。
「"メリル"に、会いたいっ…」
とはいっても、会えないだろう。罪を犯したのだから。
−産まれてくる、とは罪か。
ガサッという、木の葉の音。
それと同時に聞こえた、声。
「見つけたぞ。レーン"皇子"。お前を消しに来た。」
その声は、感情も、何も入っていないようだった。ただ、任務を遂行するという目的のために。
彼の雨に濡れ、ぐしゃぐしゃになった長い黒髪が肩にかかる。そして、諦めたようにボソッと呟いた。
「やっぱり俺、いらないんじゃねぇか…」
そこで本は終わっていた。女の子は、
「つまんないの。」
と欠伸をして、本を持って遊びに行った。
これが、運命を変えるとは知らずに。
「ああ、哀れだなぁ」
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひなあず - ん、もしかしてバグってるだけ… (2018年3月28日 14時) (レス) id: 9a3a6fed87 (このIDを非表示/違反報告)
ひなあず - すみません!オリジナルフラグの外し方がよく分かんなくて!すぐにわかり次第外します! (2018年3月28日 1時) (レス) id: 9a3a6fed87 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひなあず | 作成日時:2018年3月28日 1時