僕たちがやりました 2【市.橋.哲.人】 (ページ8)

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45話ページ8

増渕くん探しは蓮子加わり3人ですることになった。

『今日はここで。またね』

蓮｢うん｣

市｢ああ｣

飯室さんのご好意でアパートの一室を借りれることになっていたので蓮子の家にはもう住んでいない。

蓮子ママには辛くなったらいつでも帰ってきなさいって言われていた。

トビオ今、家にいる?

増渕くんから連絡が着ていた。

Aいるよー。どうしたの?

増渕くんを見つけるチャンスかもしれない。

トビオ今行ってもいい?

Aうん。あ、でも、住んでるところ変わったから住所送るね
トビオおう

とりあえず、蓮子と市橋くんに伝えたいけどまだ待っていよう。

増渕くんにもきっと何か理由があるはず。

夕ご飯を作り終えたぐらいに増渕くんがやってきた。

『いらっしゃい』

ト｢おう。急だったのにわりーな｣

『うん。大丈夫』

久しぶりにみた増渕くんは少し痩せていた。

ドアを閉めた途端、急に抱きしめられる。

ト｢ちょっとだけこうしてもいいかな｣

増渕くんの声は少し弱っていた。

『うん』

何かあったのだろう。

『とりあえずさ、ご飯食べない？』

そう私が言うとぱっと腕を話してくれた。

『はい。カレー。お替りもあるから』

ト｢ありがとうな｣

カレーも食べ終わり食器を片付けていると、また増渕くんが後ろから私を抱きしめる。

蓮子たちに伝えなきゃ。増渕くん見つかったよって。

『どうしたの？』

増渕くんは黙ったまま。

『本当にどうしたの、増渕くん』

食器を洗う手を止める。

すると、くるっと後ろを向かされ壁に押される。

いわゆる壁ドンをされている。

『ちょ、増渕く......ん......やめっ......』

増渕くんにキスをされる。キスから分かるように、余裕がなさそう。

叔父さんと同じ......。

増渕くんを癒せてあげられるかな。

『ん......増渕くん。ベット、行こう？』