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どぉぉぉんっ!


「「「うわぁぁぁあああっ!!!」」」

貴「命令に従わない貴方達に罰を与えたのだ。」

「だ、だからって!こんなぁ・・・!!」

貴「・・・無力の自分に叫ぶがよい。」


赤紫のもみあげがこげ茶色に染まると化身は静かに消えた。


*+*+


貴「聖帝様・・・只今帰りました。」


聖帝「おかえり。よくやったな。」

貴「褒め言葉を有難うございます。」

Aは規則正しい礼をすると聖帝を見上げた。


貴「次のお仕事は?」

聖帝「頑張りやだな。」

貴「そんなことはありません。」

ただ・・・この人といる時間を減らしたいだけだ。


聖帝「特にないな。」

貴「・・・そうですか。」

Aは無表情のまま立ち去ろうとする。


聖帝「・・・本当に人形のようだ。」

貴「・・・・それは・・・どう受け取ればよいのでしょうか?」

Aは振り返らず聞き返した。


聖帝「いや・・・私の人形と言う事だ・・・。」

貴「・・・そう・・・ですか。」


大きな扉を開けると私はため息さえつかない。

聖帝様いわく人形のようだからね?


人形といっても感情にひたることはあるけど。

そりゃ・・・人間だしね・・・。


貴「・・・人・・・間・・・。」


小さく呟いた。

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作者名:奏羽 | 作成日時:2011年8月12日 19時

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