体温。 ページ13
十分母を説教した後、私は部屋に上がった。
「なんか恥ずかしいものとかないよね...これで大丈夫だよね...?」
と、自分の部屋をチェックしまくる。
恥ずかしい日記とか恥ずかしいノートとか隠したし!!
ぼふ、と音を立ててベッドに倒れこむ。
ふと見上げた窓は空いていて、
下からは、お風呂場から声が聞こえる。
父「鉄朗ちゃんの【バキューーーーーーーーン】でかいな!!」
クロ「ちょ、し、静かにしてくださいよ!!!!」
父「え?いいことじゃん!!!女は胸!男は【バキューーーーン】だろ!」
クロ「うっ....あの、俺もう上がります」
父「鉄朗ちゃん、隠さなくていいぞ、お前結構ガッツリ変態だろ」
クロ「.....そうですけど何ですか」
父「俺そういう奴大好きだーーー!!!」
「....」
なんつー会話をしてるんだ。
* * * * * * *
「はぁ....」
ラブハプニングって...うちの両親は何を期待してるんですか。
「ん〜〜〜〜〜ああああああ〜〜〜〜!!!!!」
枕に顔をうずめながら足をバタバタさせて叫んでいた時に、
ドアがいきなりあいた。
クロ「 」
見られた。
「え、あ、いや、今のはちょっとストレス発散の為に叫んでたっていうか....」
どう考えても苦しい言い訳だ。
クロが無言で近づいてくる。
近づいてきたかと思えば、グワッと手を挙げた。←
「っ」
叩かれるのかと思い、目を瞑ってしまったのだが、
痛みを感知するはずだった頭上には、クロの大きな手が置かれていて。
私の頭をクシャ、となでた後、「叫ぶのは別にいいけど...」の後に続いた言葉。
クロ「はやく風呂入ってこないと、この部屋探検して、色んなもの発掘するぞ?」
素敵な笑顔で彼は確かにそう言った。
...そう言った。
「お、お風呂入ってきまー....す」
タオルと着替えを持って逃げるように部屋を出た。
廊下を走ってお風呂場に行く。
__クロに頭をなでられたおかげで、すっかり体温は上がってしまった。
今の自分、クロのせいで顔、真っ赤だよ....。
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女の子大好きミルクティー - この話を読んで清水さんにガチぼれしました!←(黒尾じゃねぇのかよ)本当に素晴らしい小説だと思いました! (2016年2月7日 13時) (レス) id: 1a9f286e3d (このIDを非表示/違反報告)
音叶@林檎(プロフ) - 通行人Aさん» そ、そそそそんな素晴らしいだなんて…おおおおおおお恐れ多いです( ° ω ° ; ) 更新頑張ります! Twitter!!フォローありがとうございます!!すっごくすっごくうれしいです!!ええ!!(( (2015年3月23日 18時) (レス) id: 229cff4b05 (このIDを非表示/違反報告)
通行人A(プロフ) - 素晴らし過ぎる。゚(゚´Д`゚)゚。← 凄く面白いです!続きが気になって気になって夜も眠れない…←更新頑張ってくださいね!あ、あとTwitterフォロー失礼させて頂きました!長文失礼しましたです(( (2015年3月23日 16時) (レス) id: 6d17c5a599 (このIDを非表示/違反報告)
JUAN(音叶)(プロフ) - 甘楽さん» ありがとうございます!w (2015年3月12日 14時) (レス) id: f2daca6ce8 (このIDを非表示/違反報告)
甘楽 - すごく続きが気になります!!!頑張って下さい!!!!!!。応援しています!!!! (2015年3月8日 21時) (レス) id: b792c272fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音叶 | 作成日時:2014年6月27日 13時