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遅くなってしまってごめんなさい!!
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ヒーローは最愛からお揃いのネックレスをもらい、
頼れる副総長はネオンの輝く街の一角で敵と会い、
総長は
そして今宵、伝説が俗世に相見える
☆
稜介が所有しているビルの地下、
その様子を別室で見ながら、稜介と仁斗は10数年ぶりに総長、副総長として顔を出す準備をする。
「稜介、これを」
『...嗚呼』
仁斗に晒を巻いてもらえば、藤が特攻服を広げて待ち構えている。特攻服を肩にかけてもらっている様子を創設メンバーはそれぞれなんとも言いようのない面持ちで見つめている。
未だに総長と副総長を続けている稜介と仁斗と違って、琉貴、初、凛周、藤は隊長を退いた。こうしてこの特攻服を着ている稜介を見るのは実に10数年ぶりだ。
あの頃はまだ仲間も少なくて、彼自身が先頭に立って喧嘩をしていた。そしていつしか表に出ることがなくなり、幻と呼ばれるようになった。
「うん、完璧やな」
有罪を発足したばかりの頃の稜介の猛攻に思いを馳せていたが、藤の声に現実に引き戻される。
稜介の肩にはあの頃と同じように_形は変わったものの_藤がデザインして、自ら手掛けた特攻服がかけられている。
しかし昔と違って稜介は袖に手を通していないし、腹に晒を巻いてトレードマークである胸元の狼が肩にかけられただけの特攻服の合間からチラチラと見え隠れしている。
背中には紅の"有罪"の文字が踊り、金と白の花が咲き誇る。腕を通していない袖は文字と同じ紅のグラデーションが施された一見派手目な特攻服は、稜介の秀麗な容姿を程よく引き立てる。
琉貴はそんな稜介の姿に思わず感嘆する。これまで26年間生きてきて、高価なものや美しい物はそれなりに見てきたが、稜介はそれらのどれにも劣らないほど強くて美しい存在だった。
時刻は20時丁度。有罪所属の不良共は、都内に限らずありとあらゆる県から集まり、紅葉の指示に従って整列していることだろう。
『行くぞ』
「嗚呼」
☆
伝説が今、動き出す_
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Risa(プロフ) - 続き待ってまーす!!! (2023年4月19日 17時) (レス) @page32 id: 2b536c0b94 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 続きが見たいです! (2023年3月15日 17時) (レス) @page32 id: 3b16f5e0a5 (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - 続きが凄く気になります、! (2022年8月13日 9時) (レス) @page32 id: f148938447 (このIDを非表示/違反報告)
runva - 続き待ってます〜 (2022年6月4日 20時) (レス) @page32 id: b1b697b532 (このIDを非表示/違反報告)
。 - 続きはよ (2021年9月27日 7時) (レス) id: 428de36953 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼月 | 作成日時:2021年8月3日 17時