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「真一郎が死んだのは_否、自分が万次郎の兄貴を殺したのは万次郎のせいだって思ってるんだ。

万次郎の為にCB250T(バブ)を盗もうとした。コイツの為に行動したのになんでオレが捕まるのかってな...」

「完璧な逆恨みだな。」
「どんな思考回路でそうなるんや...」

「...一虎は幼い頃から虐待を受けてきた。

詳しい事は知らないが、そこで性格がねじ曲がったんだろ。虐待ってのはそういうものだ。」

決して軽くはない話。それを変わらずの無表情で淡々と言う仁斗。


"お前もそうだったのか?"

聞きたくても聞くことを憚られるが、皆は知っていた。ずっと昔から綾介を支えているこの男が、幼い頃は重度の虐待に合っていたことを。


『...そこでだ!オレ達も 東卍VS芭琉覇羅 。見に行かね?』
「...」
「いーじゃん。行こ。」
「却下。危険すぎる。態々顔を晒さなくてもできることはあるだろ。」
「一虎の万次郎殺しを止めるならオレら自身が行くべきだろう」
「オレも行くべきやないと思うで。オレらの仕事はともかく、オマエさんのはバレたらアカンもんや。自重しぃ」

賛成3
反対2

『もちろん和一の方は今まで通りだ。だけど一虎が万次郎を殺そうとしてるなら止めなきゃいかん。もう、誰一人としてこんなくだらない事で失う訳にはいかないんだ。

オマエらなら、わかってくれるな?』

強者の風格。昔から_ガキで、喧嘩に明け暮れてた頃から変わらない、逆らうことは許さないという無言の圧力。

「オレは綾介の意思に従う。」
「いーねー。カズトラがマンジロー殺そうとしてたらオレらでカズトラ殺そーぜ」
「オレ達が動くのは誰かが死にそうになった時だけだ、琉貴。そうだろ?総長」
「仕方ないなぁ...ハロウィンは店閉めるかバイトに任せんとな」
「抗争に行くんはええけど、ウチのもんらにはちゃんと説明するんか?」


彼らに(綾介)の命令に逆らうという選択肢はない。普段の綾介ならともかく、有罪の総長としての綾介決断は絶対。


『4日後、全体集会を開く。場所はいつもの地下格闘場。20時丁度に開始する。


内容は東卍と芭琉覇羅の抗争について、それから有罪幹部(オレ達)についてだ。

県外のチームも、他のチームに行っている奴も全員参加だ。各隊長に連絡を回せ。』


「「「「「おう」」」」」


.

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Risa(プロフ) - 続き待ってまーす!!! (2023年4月19日 17時) (レス) @page32 id: 2b536c0b94 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 続きが見たいです! (2023年3月15日 17時) (レス) @page32 id: 3b16f5e0a5 (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - 続きが凄く気になります、! (2022年8月13日 9時) (レス) @page32 id: f148938447 (このIDを非表示/違反報告)
runva - 続き待ってます〜 (2022年6月4日 20時) (レス) @page32 id: b1b697b532 (このIDを非表示/違反報告)
- 続きはよ (2021年9月27日 7時) (レス) id: 428de36953 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼月 | 作成日時:2021年8月3日 17時

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