月の女神は勝利を誓う NO.2 (ページ47)

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1周年記念ページ47

『本日2022年3月18日でこの"月の女神は勝利を誓う"をつくってから丁度1年になりました。』

晶「いくつも掛け持ち作品をつくって滅多に更新しないこの作品を読んでくださっている皆様」

虹村「いつも応援ありがとうございます！！」

『ここからは1周年記念のスペシャルストーリーとなります。是非楽しんでいってください』

『「「それでは、どうぞ！！」」』

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ルナ、晶、虹村=高2
黒子、日向たち=高1

☆この話に限り夢主は白鳥沢学園に進んでいます
☆時期は気にしないでください。一応春高終わった前提ですが、当たり前のように3年生も存在します
☆黒バスは全員和解済みです
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『全員揃いましたか？忘れ物はないですね』

まだ日が昇らない早朝。白鳥沢学園の広い敷地の一角に数十名の人影が集まった。皆揃いの白と紫のジャージを身に纏う、全国大会常連の私立白鳥沢学園高校の男子バレーボール部のベンチメンバーの面々だ。

彼らと同様に白と紫のジャージを着たルナは、目を擦ったり欠伸をしている部員の頭数を数えて横にいる監督の鷲匠にひとつ頷く。

バスに乗り込んで向かう先は東京。白鳥沢と同様に全国大会常連校の井闥山学院で開かれる強化合宿にお呼ばれをしたのだ。

白鳥沢を始めとし、青葉城西・烏野・伊達工業・梟谷学園・音駒と関東、東北圏の名門が一度に集まるこの合宿。気合いが入らないわけが無い。

☆

「うわ、オシャレだな」

まるで大学のように広くてオシャレな井闥山学院にバスから降りた瀬見が思わず漏らす。白鳥沢だって広くてオシャレなのだが、"東京"と言うだけでなんかすごくオシャレに見えてくる現象だ。

『白鳥沢(うち)とそう変わらないですよ、瀬見さん』

「冷めてんな〜五十嵐は」

『そうですか？客観的事実を述べただけですよ』

「そーゆートコが冷めてるって言われるんじゃない〜？」

話しているうちに全員がバスから降り、何度も来たことのあるルナが先頭を歩いて先導する。そうして歩いているうちに、黄色と黄緑のグラデーションジャージを着た男が手を振りながら駆け寄ってる。

『モト、お迎え？』

「そ！監督が一応行っておけってさ」

古森元也＿井闥山学院2年生。言わずと知れた高校NO.1リベロで、全国三大エースの一角＿佐久早聖臣の従兄弟である。

「あ、井闥山学院バレー部の古森です。今回はよろしくお願いしゃす！」