ホグワーツの天才児番外まとめ【ハリポタ】 (ページ6)

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1周年記念 Ⅴ ページ6

一体いつまで続くのだろうか...

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カトレア達が感動の再会をしている一方、ホグワーツは大騒ぎだった。

突然カトレア･エバンズが意識を失い、それを見たオリビア･フレンチとソフィア･イリングが寮監であるマクゴナガルを呼んだが何もわからなかったという噂はあっという間に広まった。

広いホグワーツの中でも群を抜いて有名人なカトレアが倒れたことで、彼女と親しい者は大いに心配し、カトレアが眠る医務室へと向かっては校医のマダム･ポンフリーに追い出された。

その一方で、主にスリザリンのカトレアをよく思っていなかった者は心配どころかとても喜び、祝杯をあげる者もいたほどだ。

そして未だ目を覚まさないカトレアの元へ校長のダンブルドアがやってくる。

「少なくとも儂にはただ眠っているように見える。なにかの呪いにかかったわけでもなさそうじゃしの」

一通りの解呪の呪文を試したダンブルドアはマクゴナガルとマダム･ポンフリー、そしてオリビアとソフィアへと告げた。

「校長がそう言うなら少なくとも今すぐに命の心配がないことはわかりました。ただしかし、一体何故エバンズはこの状態に？」
「ふむ、その質問に是非とも答えてやりたいのじゃが、生憎と儂は全てを知るわけでは無い。専門家(エキスパート)を呼ばねばな」

「さ、入っておいで」

コツ、と石畳を重たい革靴が叩く音がした。

ベッドの周りを囲うカーテンが開けられ、ダンブルドアに呼ばれた人物が入ってくる。

「フォーリー！？」
「フォーリー君！？」
「や、」

オリビアとソフィアの驚愕の声に片手をあげて答えたアシェルは、中央のベッドに寝かされたカトレアに気づくと一瞬動きを止め、そしてダンブルドアを見た。

「校長、説明を」

アシェルのアースアイがダンブルドアを冷たく見つめ、ダンブルドアもまた不自然にキラキラとした目でアシェルを見つめた。

「Ms.エバンズが突然倒れたのじゃよ。呪いの形跡は一切ない」
「それで、貴方はどうお考えで？」
「原因はこの鏡じゃろう。じゃが、ホグワーツにこんな鏡はない(・・・・・・・・・・・・・)。断言しよう。ないのじゃ」
「そこまで分かっているのなら僕の出番はないでしょう。態々図書館へ守護霊(パトローナス)を送る意味が分かりませんね」

眠るカトレアの頭上には先ほどまで廊下に掛けられていた鏡が魔法で浮かされていた。