6 ページ6
No side
『その前に、お前の名前は?』
180を越す白髪のイケメンと、The不良のボロボロの男が地べたに向かい合って座るというシュールな光景。
タケミチ「あ、俺は花垣武道って言います」
タケミチの名前を聞いたリョウは『じゃあ、タケミチな』と言うと、人差し指を立ててニッコリ笑う。
『質問1つ目、その怪我は”喧嘩賭博”が原因?』
タケミチ「えっと...まあ」
怪我の大部分は先程のキヨマサ達にやられたモノではあるが、原因としては喧嘩賭博で間違いはない。だが、どちらにしてもこの目の前のイケメンに”自分は喧嘩が弱い”と言っているようなものなので、少々歯切れ悪いのはご愛嬌だろうか。
『そお。じゃあ2つ目、その喧嘩賭博は”東卍”がやってんの?』
タケミチ「...はい、東卍のキヨマサ君が主催です」
本当は、喧嘩賭博のことも、東卍のことも、キヨマサのことも、タケミチは何ひとつとしてリョウに言う義務なんてない。
それでも気負うことなく話せれているのは、この目の前に座るリョウの不思議なオーラ故だろうか。圧をかけられているわけでもないし、脅されている訳でもない。それなのに、何故かスラスラと言葉が出てくる。
『ふぅん...”キヨマサ”ねぇ。まあいいや、これが聞きたかっただけだから』
たった2つしか質問をしていないのに、すっかり満足した様子のリョウ。
タケミチ「あの、リョウさんはなんで東卍のこと
•*¨*•.¸¸♬︎
『すまん、時間切れだな。迎えだ』
タケミチの言葉を遮ったのは、リョウの携帯の着信音だった。
『色々教えてくれてありがとな、タケミチ。また会おう』
立ち上がったリョウは、公園の出口までゆっくり歩いて行った。
すぐそばに止まっていたギラギラと光るバイクがリョウの言っていた迎えだろうか。運転していた人の後ろにまたがると、ヘルメットもしないうちにバイクは発進し、あっという間に夜の街に消えていった。
その一連の流れを呆気にとられて眺めていたタケミチは、怪我のし過ぎで見た夢かとも思ったが、手に持った携帯に先程新しく追加された”リョウさん”という連絡先が夢ではないと雄弁に語っていた。
⿴⿻⿸
すっごい、自分が何書いてるんだろう...ってなってます。
早くマイキー達出したい!!切実に!!
頑張って書きますよ...
アンケートよろしくお願いしますね!
『幻の最強』アンケート!!
437人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
腐敗物 - 米神ではなく顳顬です。 (2022年1月10日 19時) (レス) @page36 id: 32bfa4335a (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - うわぁ…ホントですね。18話がないのも、稜介が綾介なのも気が付きませんでした…!! 気をつけますね!! (2021年9月20日 13時) (レス) id: 1cda098b14 (このIDを非表示/違反報告)
白 - とても面白くてすぐに読んでしまいました!ですが18話が無いのと夢主の字が稜介から綾介になったのが気になりました。 (2021年9月20日 10時) (レス) id: a5a0810e66 (このIDを非表示/違反報告)
ta0628tm0105(プロフ) - 最高です!!!こういう東卍の作品を探してました!!!続き待ってます!!!! (2021年7月25日 11時) (レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - いちごミルクさん» 一応考えてはありますが、もう少し話が進んだらアンケートをとる予定です! (2021年6月27日 14時) (レス) id: 599dfade38 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:蒼月 | 作成日時:2021年6月7日 21時