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18勝 ページ18

「本当に、ごめんなさい…」

気が済むまで泣いた深雪の目は真っ赤で、手に持ったルナのハンカチは湿っている。

五十風(いがらし)さんに迷惑をかけてしまって…」
『ルナでいいわ』

「ルナ」
「田辺ちゃーん」

駆け寄ってくる聖臣と元也。深雪が落ち着いた時、迎えに来るように連絡してといたのだ。

『2人が来たから私はもう帰るわね。』

また明日と言って帰って行くルナの背中を、3人は静かに見送った。





「あの、佐久早先輩、古森先輩、ご迷惑をおかけしてすみませんでした!!」

ガバッと頭を下げる深雪に、元也は慌てて頭をあげるように言う。

「もう大丈夫なのか」
「は、はいっ!!」

無愛想に聞く聖臣を、元也はゲラゲラと笑う。

「お前、田辺ちゃんが走って行っちゃった時、めちゃめちゃ心配「黙れ」してたじゃん」

「追いかけようとしてルナに止められた「黙れ」よね!」

「男の子の聖臣くんは女の子の気持ちなんて分からないもんね〜」
「お前だって男だろうが」

そっぽ向く聖臣にバレないように元也はパチンと深雪にウィンクする。

「(ああ、心配してくれてたんだ…)」

それが例え、恋愛感情でなくても、ただマネージャーがいなくなれば不便だという理由であろうとも。


「帰るぞ」
「へーい」

聖臣が先頭に立ち、その後ろを元也と深雪がついていく。





「それ、ルナの?」

歩きながら元也が指したのは、深雪が持ったままのハンカチ。もちろん、ルナのである。

「あ」

シンプルで肌触りのいいハンカチには、小さく誰でも知っているような有名ブランドの印が刺繍されている。


「あちゃー」

1枚3000円近くするブランドのハンカチを持った深雪の手はブルブルと震え、それを見た元也はやっちまったと頭を抱えている。

「こ、古森先輩…これ、どうすれば…」
「あー、明日も来るって言ってたから明日「こんな高いの持って帰れって言うんですか!?」だよねー」

「あ、じゃあ「嫌だ」まだ何も言ってないじゃん!」

聖臣に渡して貰おうという意見は、提案する前に聖臣自身によって却下された。


ハンカチは話し合いの結果、深雪が持ち帰って洗うことになったとさ。



⿴⿻⿸

聖臣と深雪の恋愛フラグではないです!!


オチ未定なので、オチ希望教えて欲しいです!!

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蒼月(プロフ) - ゆうらさん» ええっ!?本当ですか?すごく嬉しいです!!これからも更新頑張ります!!! (2022年1月20日 23時) (レス) id: 599dfade38 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうら(プロフ) - 凄い心地よいくらいに黒バスと819の世界観が合わさっててキャラが出てくるたびにワクワクします!最高です!!! (2022年1月20日 23時) (レス) @page27 id: d387b9f66a (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - とっても面白いです。更新頑張ってください (2021年5月9日 8時) (レス) id: 31ff0c2e3c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 蒼月さん» そうなんですか!ちょっと安心しましたw頑張ってください! (2021年4月5日 4時) (レス) id: 0a298b7efe (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 泉さん» 今のところ深雪ちゃんとくっつける予定はないです!!(多分)個人的には、ルナとくっつけるとしたら、今出てきてる人の中では青峰か佐久早になりそうです!!今後も応援よろしくお願いします! (2021年4月5日 4時) (レス) id: 599dfade38 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼月 | 作成日時:2021年3月18日 16時

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