第十六話 ページ17
目が覚めた。
辺りを見回す。
あれ、私どうしたんだっけ。
「……目が覚めたか。」
鱗滝さんの声だ。
顔を向ける。
「大きな音がした方に向かうと、お前が気を失って倒れていた。医者に見て貰ったが、ただの寝不足らしい。」
「今はもう昼だ。飯は食えそうか?」
「はい……。」
「ゆっくりでいいから、準備が出来たら来なさい。」
彼はそう言って立ち上がると、部屋を出ていこうとする。
「……迷惑ばかりかけてごめんなさい。」
人に与えられてばかりで、何も返せない。見返りを求めずに振りまかれるその優しさに、罪悪感で胸はいっぱいだった。
鱗滝さんが立ち止まる。
「……A、謝るな。お前に悲しい顔をしてほしいわけではない。」
彼が再び部屋を出ようとする。
堪えきれずに、涙が零れた。
「っいつもありがとうございます、うろこだきさん!」
その背中に向かって、大きな声を出す。
「……どういたしまして。」
彼は私の頭を一撫ですると、部屋を出ていった。
なんてやさしいひとなんだろう。
錆兎と真菰が現れても、私は涙が止まらなくて、二人を困らせた。
◇◆◇
どうも、須加です。
どうでもいい解説みたいなのします。
嫌な方は飛ばしてください(土下座)
鱗滝さん
嘘とか見抜くの上手かったらいいなという願望。夢主が嘘ついてないって態度でわかってはいる。初めは疑っていた夢の話も誠実で謙虚な夢主と関わるうちに信じてゆく。
錆兎と真菰
夢主を助けた時は炭治郎に姿を表した時みたいな感じで姿が見えるようにしていた。二回目は何故か力使ってないのに見えてるし、鱗滝さんが夢主を信頼しているのを感じて、普通に悪い人じゃないと判断。
冨岡さん
完全に空気ですよねごめんなさい。夢主を助けたときは鱗滝さんに会いに来てた。夢主の事はめちゃくちゃ怪しいとは思ってたけどなんか鱗滝さんが悪いやつじゃないって言ってたからとりあえず鱗滝さんに任せて帰ってった。皆鱗滝さん大好きですね。
もっとキャラと絡ませられるように頑張ります。
長いので終われ。
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ちづ - こういう小説ずっと探してて!!やっとめぐりあえました!!!!めちゃくちゃ面白いです!!更新頑張ってください!応援してます!!! (2020年4月14日 13時) (レス) id: d5e82ff792 (このIDを非表示/違反報告)
須加(プロフ) - 橙咲智歌さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけるととても嬉しいです……!励みになります……。ありがとうございます! (2019年11月11日 7時) (レス) id: 15e826e72c (このIDを非表示/違反報告)
橙咲智歌(プロフ) - とても面白いです!夢の中でトリップして、それが現実と繋がっている…発想が素敵ですね!頑張ってください! (2019年11月11日 1時) (レス) id: ab073858ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:須加 | 作成日時:2019年11月10日 20時