検索窓
今日:5 hit、昨日:8 hit、合計:67,352 hit

17 ページ20

バタバタと走ってくる足音が聞こえ、心底ほっとする。

大橋「ハァハァ、りゅうせっ、ありがとう。」

大橋くんは滝のような汗をかいていて、

局内を必死に走り回って探していたのは簡単に見て取れた。

大橋「…やばい、SubDropや、、」

また何人かの足音が聞こえ後ろを振り向く。

大ちゃん、恭平、みっちー、謙杜。

こんなにもメンバーの顔を見て安心したことはない。

謙杜「SubDrop……」

ぼそっと呟いた謙杜は丈くんと同じような苦しい顔をしていた。

大橋「丈くん!Look(俺を見て)!

……大丈夫!俺居るよ!?大丈夫やから、、

ごめん、俺、離れてごめん、、、丈くん!!」

Look、と繰り返す大橋くんは見たことないぐらい取り乱していた。

長尾「大橋くん。落ち着いて。

……大橋くんが焦っとったら、落ち着くもんも落ち着かんで。」

ここに居る中で一番大人びた声だったと思う。

その声に大橋くんがはっとした顔をし、謙杜の方を見る。

大橋「……謙杜ありがと。」

一度目を瞑り深呼吸する。

また目を開けた時には纏う空気が全く変わっていた。

大橋「丈くん。Look(俺を見て)

大丈夫。俺来たから。」

な?と根気よく声をかけ、目を見続ければ丈くんの様子は落ち着いてきた。

目の焦点が合ってきたし、呼吸も遅くなっている。

藤原「おぉ…ぁし。おおはし。」

大橋「GoodBoy(いい子) そう。大橋。俺居るから。」

怖かったな、と大橋くんは丈くんを抱きしめた。

18→←16



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (52 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
170人がお気に入り
設定タグ:NNW , A! , BL
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

この作品にコメントを書くにはログインが必要です   ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:哀川樹 | 作成日時:2022年9月30日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。