検索窓
今日:31 hit、昨日:23 hit、合計:2,359,414 hit

20 ページ20

.













大貴「前に来たんだし、もう使い方わかるよな?」





「カーテンは中にしまうこと。メイク落としは使ってよし。」




大貴「わかってんじゃん。よし行ってこい。」





「…はーい。」





さっきのことすべて、まるでなかったみたいに。





優しくも淡々と話し終えた大貴くんが、私をその場に残して部屋へ続くドアを閉める。




間もなく聞こえてくるライターをつける音。




そしてそれをかき消す深夜番組の声が聞こえてきた。






.















2回目の彼の家のお風呂。





…よくよく考えてみると、





「…タガ、はずれる前って。」






しかもその前に風呂入ってこいって。






身にまとった下着を脱ぎながら、何度も反芻するさっきの光景。






ちょうどそのタイミングを狙ったかのように、



ピンク色のメイク落としのボトルが意地悪く目に入る。






…うーん。




「…そゆことだったりしちゃうのかな。」





あとには引き返せない現状と気持ちを抱えながらも、






もやもやとした気持ちでカーテンを開いた瞬間、





「…」





え、無理。






「だいきくん!きて、」





大貴「…Aどしたー??




あ、タオルときが」





「ちがう!いいからきて!」





ビールの缶がテーブルに乱暴に置かれた音がして、



早足の足音が近づく気配。








大貴「A、





…っちょ、」





「蛾!!いるの!」




大貴「蛾ぁ?」




こくこく。




あっち、って指差して、





「おっきい蛾!が壁にぺたーっ、て。




して、ました…」





やばい。






大貴「…今更?





そーだよお前裸で俺に抱きついてんの。」






「…っね、」





私を支えるように腰に回された彼の腕。









裸足のフローリングがやけに冷たくて、





部屋から漏れるテレビの音が、嫌になるくらい明るい。








.

21→←19



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2102 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5001人がお気に入り
設定タグ:有岡大貴 , Hey!Say!JUMP
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- そとづらだんし1はもう見れないのでしょうか? (2018年5月13日 17時) (レス) id: 698338aa03 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 最高でした!!! (2017年9月9日 2時) (レス) id: 7d9cf358f8 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - お腹がぐーさん» お返事遅れてごめんなさい、とんでもないですすごく嬉しいです(T_T)今日またきすはぐだんしのほうでそとづらの短編を更新したので読んでいただけたら嬉しいです!これからもちょこちょこ登場するそとづら大貴くんをよろしくお願いします! (2017年1月9日 21時) (レス) id: a8bbd9eca6 (このIDを非表示/違反報告)
お腹がぐー(プロフ) - 終わった作品にコメントするのも迷惑かなって思ったんですけど、させてください!やっぱりこの大ちゃん最高すぎます!この作品依存性があります笑読みたくなって何回も読んでます!読み飽きません!!あぁ!好きです!! (2016年12月17日 0時) (レス) id: cd65280646 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - 中島まなさん» お返事遅れて申し訳ありません。そとづらの1はフラグがかかってしまっているので、18歳以上のお姉さまのみ読んでいただける形になってしまっています(T_T)申し訳ありませんがよろしくお願いします。 (2016年11月12日 22時) (レス) id: a8bbd9eca6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:にゃん | 作成日時:2016年7月10日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。